自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットとは?
近年、安心した街づくりの一環として自治会や町内会で防犯カメラの設置を行うところもあります。ここでは、自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットについて解説します。 自治会・町内会は地域防犯の役割も担 …
パソコンだけでなくスマートフォンでも気軽にプレイできるようになった最近のオンラインゲーム。高いスペックがなくてもプレイできることから、小さな子どもがオンラインゲームで遊ぶことも増えてきました。
しかし見知らぬ人と気軽にコミュニケーションが取れるオンラインゲームは犯罪に巻き込まれるきっかけにもなりかねません。今回は実際にあった事例を元に、オンラインゲームの危険性について考えてみましょう。
2019年の12月、大人気オンラインゲームで知り合った人物に大麻の購入を持ちかけられた事例が確認されました。オンラインゲームでは他のプレイヤーと協力することが多く、ゲームプレイを通じて親密になることが少なくありません。今回の事件はオンラインゲームの特性を悪用した事件といえるでしょう。
今回大麻の購入を持ちかけられたのは福岡県の中学生です。生徒は購入の持ち込みに応じることなく、学校へ連絡したことで発覚しました。
総務省の調査によると、ネット利用経験のある13歳〜19歳のうち56%が何らかのオンラインゲームをプレイしているとのことです。今はスマートフォンが小さな子どもたちの間にも広く普及しており、これまで以上に防犯意識を高める必要があります。
先ほど紹介した事例はオンラインゲームに潜む脅威の一つでしかありません。他のプレイヤーと容易に親しくなれるオンラインゲームは、犯罪者たちにとって格好の環境だといえます。
例えば過去には「珍しいアイテムと交換してあげる」などと持ちかける詐欺にあったプレイヤーもいました。他にもアカウントを乗っ取る事件、メッセージ機能を悪用し詐欺サイトのURLに遷移させる事件なども起きています。
第一に、オンラインゲーム上でどんなトラブルが起きているのかという知識を身に付けましょう。トラブル事例についてはオンラインゲームの公式サイト、セキュリティ会社のサイト等で紹介されています。手口を知っていれば騙されてしまう前に犯人の悪意に気付けるでしょう。アカウント乗っ取りを避けるため、IDやパスワードを複雑なものにする、他のサービスと使い回さないといった対策も有効です。
また、保護者は子どもとインターネットの使い方についてよく話し合い、オンラインゲームにどのような危険が潜んでいるかを教えてあげることも重要です。ただし親がルールを一方的に押し付けても反発されてしまいます。とにかくダメだと頭ごなしになるのではなく、子どもと十分話し合ってオンラインゲームの楽しみ方を親子で一緒に考えましょう。