自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットとは?
近年、安心した街づくりの一環として自治会や町内会で防犯カメラの設置を行うところもあります。ここでは、自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットについて解説します。 自治会・町内会は地域防犯の役割も担 …
オークションでの送料詐欺が増加しています。しっかり出品内容を確認しておかないと多額の損害を受けるかもしれません。
今回はヤフオク!でよくある詐欺の事例と事件に巻き込まれた場合の対処法について解説します。
最近またオークション関連の詐欺が多発しています。送料詐欺は昔からある手口の一つで、本体価格は10円など安い設定にし送料を不当に高額とするものです。場合によっては送料3万円といったあり得ない金額を請求されることもあり、結局高いお金を取られたという事例が多く報告されています。
商品説明欄にはあえて分かりにくく送料を記載し、購入者が気付かずに落札することを狙っています。オークションサイト事業者のガイドラインではこのような送料詐欺を禁止し、不正取引を発見した場合は削除対応していますが、いたちごっこで詐欺事件がなかなか無くならないという現状です。
また高額な送料を要求するだけでなく、送料の多重取りという手口も増えています。複数購入した時にわざと個別発送し、余計な送料を請求するというもの。記載されていた送料よりも高い着払いになったというケースもあります。
オークションサイト最大手の「ヤフーオークション」ではさまざまな詐欺が確認されています。誰でも簡単に取引ができる便利なサービスですが、中には悪質な業者も含まれるため注意しておきましょう。
代表的な手口の1つ目は「振り込め詐欺」です。以前はYahooIDが一般公開されていたため、そこから入札者のメールアドレスを推測し、出品者を装った詐欺師がお金を要求してくるという流れでした。現在はYahooIDを見えないように設定されているため徐々に落ち着いていると言われていますが、ウイルスなどを使って不正取得する事例もありますので引き続き注意が必要です。振込先口座を指定される、入金を急ぐよう指示される、といった場合は詐欺を疑ってください。
2つ目は「次点入札者詐欺」というもの。振り込め詐欺の一種であり、落札者ではなく次点入札者に支払い請求してくるパターンです。「落札者がキャンセルしたため次点の〇〇様と取引したい」といった内容のメールが送られてきます。このようなメールには絶対に返信せず、どうしても必要があればヤフオク!の取引ナビから連絡するようにします。
3つ目の詐欺は「オークション自演詐欺」。入札者側からは見破ることが難しい高度なテクニックです。出品者が別の YahooIDを使い、自身の出品商品に高額入札することで落札価格を引き上げるというもの。詐欺を見分けるためには落札相場を知っておくことが重要です。過去の落札価格はネットで確認できるので、入札前にはきちんと下調べしておきましょう。
万が一詐欺にあった時、出品者と連絡が取れなくなることが多々あります。また連絡は取れたが問題解決しないケースも多いです。ここでは3つの対処法について紹介します。
1つ目は「内容証明郵便」を送るようにしてください。内容証明郵便とは、誰が・誰に・いつ・どんな内容の手紙を出したのか、を証明するものです。郵便局が出す正式な書類なので強い法的証拠として認めてもらえます。トラブルを避けるためにも必ず用意しておきましょう。
2つ目の対処法として「少額訴訟制度」を利用します。60万円以下のトラブルを請求できる民事訴訟制度のこと。手続きが比較的簡単なので、裁判が初めての方でも使いやすい制度です。
3つ目は「警察への被害届」で対処する方法。被害届を提出する際には以下のような情報・証拠品が必要になります。
・氏名、年齢、住所、職業
・被害に遭った年月日時、場所
・被害の詳細、被害金額
・参考となる証拠物(メールやメッセージのやり取りなど)