相次ぐ緊縛強盗事件から身を守ろう!狙われにくい家にする方法とは
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高齢者を狙ったキャッシュカードの切り込み詐欺が増加しています。都内では計4億円もの被害が報告されており、警視庁では厳重な警戒を呼び掛けています。
今回は具体的な詐欺の手口や対策方法について解説しますので、被害を防ぐために必ず覚えておきましょう。
警察官になりすまして「カードを不正利用されています」などと偽り、ハサミで切り込みを入れた後にキャッシュカードをだまし取る、という新たな詐欺が多く発生しています。東京都内では少なくとも185件もの被害が報告されており、被害総額は計4億円以上。切り込みを目の前で行うため被害者はすっかり安心し、騙されていることに気付きにくいのが被害拡大の要因です。
特に高齢者を狙ったケースが多く、詐欺の事例は全国的に広がってきています。警視庁は「警察官がカードを回収するようなことは一切ない」と厳しく注意喚起しており、これ以上の被害が発生しないよう一人一人の意識を高めてほしいと呼び掛けています。
具体的な手口を知っておくことは被害を未然に防ぐために有効です。警視庁犯罪抑止対策本部が調査した詐欺のやり方を解説していきます。
まず初めに警察官を装い「あなたのキャッシュカードが不正利用されています。」といった電話をかけてきます。その後、高齢者宅へ訪問し「被害を防ぐためハサミで切り込みします。使えなくなったカードは全て回収します。」と目の前で切り込みを行い、被害者を安心させるような行動を取ります。しかし実際はカード利用に支障がない部分に切り込みを入れているため、問題なく引き出すことができ、多額のお金をだまし取ることに成功するのです。
警察官がキャッシュカードを持ち帰ることは絶対にないということを覚えておきましょう。切り込みを入れたからもう安心だと安易に考えるのではなく、このような詐欺が発生していることを常に念頭に置き、自分が対象となっていないか注意しておかなければなりません。
詐欺を未然に防ぐため、自宅の固定電話を常に留守番電話設定しておくと安心です。迷惑電話防止機能が付いているものに変更するのも良いでしょう。また、「警察はカードを回収したり暗証番号を聞くようなことはしない」という認識を覚えておくことも大切。
もしも怪しい電話がかかってきた場合は、何も受け答えせず電話を切るようにして下さい。かかってきた電話番号はメモしておくとなお良いです。その後、必ず警察へ連絡し電話内容の詳細を伝えるようにしましょう。各都道府県には相談窓口が用意されていますので、そこに電話をかければ親身になって対応してくれます。ちょっとした不安や心配事でも一人で抱え込まず、すぐに相談するようにして下さい。