相次ぐ緊縛強盗事件から身を守ろう!狙われにくい家にする方法とは
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SIMカードを悪用した「SIMスワップ詐欺」をご存じでしょうか?最近出てきた新手の詐欺で、被害に遭うとスマホを利用できなくなる場合もあります。
今回はSIMスワップ詐欺の手口や特徴と被害防止の対応策を解説します。
1月26日、偽造の運転免許証でSIMカードを騙し取った疑いで、関東在住の男性2名が詐欺容疑で逮捕されました。
容疑者2名は共謀して、2022年7月に東京都の携帯電話販売店で、大阪府在住40代男性を偽った偽造免許証を提示し、SIMカードを不正に再交付させました。騙し取ったSIMカードをスマートフォンに差し、被害者の男性の電話番号を使えるようにした上で、インターネットバンキングに接続。男性名義の口座から不正送金を繰り返し、約600万円も騙し取っていました。免許証の個人情報はフィッシング詐欺や「名簿屋」などから入手していたとみられます。2人は同様の手口で4,000万円以上の不正送金に関与したとみられています。
このような手口は通称「SIMスワップ詐欺」と呼ばれ、近年多発している詐欺の一種です。他人の電話番号を盗むことでショートメールによる本人認証も簡単に突破できるという特徴を持ちます。
SIMスワップ詐欺は「SIM分割」や「SIMハイジャック」とも呼ばれており、近年急増しているアカウント乗っ取り詐欺の一種です。
あらゆる方法で個人情報を詐取し、ターゲットになりすまして携帯電話会社からSIMカードを発行させます。ターゲットの情報が入ったSIMカードを自分のスマートフォンに移し替え、不正ログインや不正送金などを繰り返します。携帯番号を盗むため、2段階認証に使われるショートメッセージも簡単に破られてしまうのが特徴です。
上記の手続きが完了すると、ターゲットとなった被害者はモバイル回線や電話番号を使用できなくなってしまいます。さらに、被害者へ送られた電話やメッセージがすべて詐欺師の元へ渡ってしまうのも危険な点です。
SIMスワップ詐欺を予防するには、以下3つの対策が有効です。インターネットやスマートフォンを利用するうえでは基礎的事項なので、ぜひ今日から実行してみてください。
1.個人情報を厳重に取り扱う
SNSの投稿から個人情報を特定される可能性があるため、氏名・住所・電話番号などを記載するのは避けてください。日常生活をさらけ出すのは、セキュリティの観点からあまり良くありません。また、閲覧するサイトが公式か、SSLによる暗号化された接続であるか、などセキュリティ対策がなされたサイトを選別することも大切です。URLが「https://」で始まっていれば安心できるサイトです。
2.フィッシング詐欺に気を付ける
フィッシングメールは、あらゆる詐欺において個人情報を抜き取るのに使用される手段です。身に覚えのある送信者名でも、ターゲットを装った詐欺師である可能性もあります。文章中にスペルミス、文法ミスがないかをチェックし、ドメイン名にも注意を払いましょう。少しでも怪しい点があれば、リンクや添付ファイルを開かないようにしてください。
3.正常に通信できているかチェックする
偽のSIMカードが使用されると、被害者のSIMカードはモバイル通信できなくなります。電話やメールの送受信が一切不可となるため、突然回線が切れてしまった場合は詐欺に遭っている可能性があります。すぐに通信業者や警察に連絡し、通信できなくなった原因を明らかにしてください。