防犯のすゝめ

タッチ決済が悪用される?!「ゴーストタッピング詐欺」の手口と対策方法

スマートフォン決済やタッチ決済の普及に伴い、新たな詐欺手口として注目されているのが「ゴーストタッピング詐欺」です。ゴーストタッピング詐欺について知らないままでいると、犯罪に巻き込まれてしまう可能性があるので注意が必要です。そこで今回は、ゴーストタッピング詐欺がどのような手口で行われるのか、詐欺の兆候、さらにゴーストタッピング詐欺から身を守るにはどうすればいいかを解説します。スマホ決済を安全に使い続けるためにも、ぜひ参考にしてください。


ゴーストタッピング詐欺とは?

ゴーストタッピング詐欺は、NFC(近距離無線通信)を利用した決済機能を悪用し、被害者が操作や認証をした自覚がないまま決済が成立してしまう点が特徴です。「ゴースト(幽霊)」のように、目に見えない形で決済が行われることから、この名称で呼ばれています。特に、スマホのタッチ決済(iD、QUICPay、Visaタッチなど)や非接触型クレジットカード、交通系ICカード、電子マネーなどの決済手段が狙われやすいとされています。

犯人は決済端末や不正に改造したスマホを被害者が持つスマホや財布に近づけ、非接触型決済を活用し、不正利用しようとします。混雑する電車内やイベント会場など、物理的に距離が近くなりやすい場所で行われることが多いです。また、一定金額以下のタッチ決済は利便性を高めるために、生体認証やパスコードが不要なケースもありますが、犯人はこの仕様を悪用して被害者が画面を見ていなくても決済を成立させようとしてきます。決済音や振動なども起きないため、後から明細を見て初めて被害に気づくケースが多いです。


ゴーストタッピング詐欺の兆候に注意!

ゴーストタッピング詐欺が起きやすい兆候として、以下のシーンが挙げられます。

・決済中に人がぶつかってきた

非接触型決済の機能が有効な状態にあるスマホやクレジットカードがゴーストタッピング詐欺の被害に遭いやすいことから、実際にスマホ決済やカードのタッチ決済などで支払いをしている最中に人がぶつかってきた場合、ゴーストタッピング詐欺に遭っている可能性があります。特に混雑しているわけでもないのにぶつかってきた場合は非常に怪しいので注意が必要です。

・フリマやフェスなどに参加した

フリーマーケットやフェスなどに参加する場合、すぐに決済を済ませようとして非接触型決済を積極的に利用する人が増えます。また、フリマなどは特に正規の販売者を装っているケースが多く、不正なリーダーでカードをタップさせるよう説得してくる可能性もあります。そのため、フリマやフェスなどに参加する際にも注意した方が良いでしょう。

・事業者名・請求金額などを確認せず承認した

うっかり事業者名や請求金額などを確認せず承認してしまうと、自分にとって関係ないものまで請求されてしまう可能性があります。必ず事業者名や請求金額などを確認し、自分に関係のないものまで請求されている場合はカード会社などに相談してみてください。 


ゴーストタッピング詐欺から身を守るには?

非接触型決済はかざすだけで簡単に決済が完了しますが、その一方でゴーストタッピング詐欺の被害に遭うリスクが伴います。非接触型決済を活用しながらゴーストタッピング詐欺の被害から身を守るためには、決済をする前に取引詳細を必ず確認することが大切です。店名や取引金額などを確認し、不自然な点がなければ決済を行います。この時、支払いを急がせたり、画面をわざと隠したり、レシートを渡さなかったりした場合は詐欺の可能性が高いです。

また、銀行やクレジットカード会社の取引アラートを活用するのもおすすめです。リアルタイムの取引アラートを活用すれば、自分に身の覚えがない決済が発生した場合にすぐ気づくことができ、被害を抑えられます。さらに、「テスト」というチャージ通知が来た場合は詐欺被害に遭っている可能性が高いため、即座にカード会社へ連絡するようにしましょう。

他にも、物理的なブロッキング手段を用意しておくことも大切です。特に海外旅行へ出かける際にはクレジットカードで決済する人も多いため、RFIDブロック機能付きの財布やスリーブに入れておいたり、スマホのNFC機能を無効化にしたりするなど、対策を講じることでゴーストタッピング詐欺の被害から身を守ることができます。

なお、スマホのNFC機能の無効化は、Androidだと「設定」→「接続済みのデバイス」または「接続」を選択します。その中から「NFC」をタップし、スイッチをオフに切り替えるだけで完了します。iPhoneの場合はNFC機能を個別でオフにすることができないため、「設定」→「WalletとApple Pay」を選択し、「Apple Payをオフにする」をタップすることで事実上無効にすることが可能です。

ゴーストタッピング詐欺は、キャッシュレス決済の利便性を突いた巧妙な詐欺です。ゴーストタッピング詐欺から身を守るためにも、取引アラートの活用やRFIDブロック機能が付いた財布・スリーブを活用するなど、具体的な対策を講じることが大切です。万が一ゴーストタッピング詐欺の可能性が高い取引情報が見つかった場合は、被害を最小限に抑えるためにもすぐにカード会社や金融機関に報告し、カードを停止するなどの措置を取るようにしましょう。

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