防犯のすゝめ

元空き巣犯が語る狙いやすい家。防犯のために気をつけるべきポイントは?

空き巣から狙われない家にするためには、空き巣の気持ちになって考えることが重要です。とはいえ空き巣経験がある知り合いなんて普通はなかなかいませんよね。そこで今回は、かつて空き巣を行っていた人物が語った防犯アドバイスについてご紹介します。

空き巣を繰り返してきた男が犯行の手口を語る

12月20日、これまで7年にもわたり空き巣を繰り返してきた70代の男性が福岡県で逮捕されたと報道されました。この犯人による空き巣被害は累計で約2,000万円になるとのこと。自身の年齢が高くなってきたことを理由に「空き巣からは足を洗おうと思う」と語っていたようです。盗んだ金品はギャンブルや生活費に使われていました。
この男は常に夕暮れ時を狙って犯行を行っていました。その理由は、夕暮れ時に電気がついていなければ住人が不在だと分かるから。夜中は住人が寝ている場合もあるため、電気がついているかついていないかで不在は確認できません。また、電気がついている家であっても夕暮れ時はご飯を食べているなどで部屋を移動することが少ないため、電気のついていない部屋を狙って空き巣に入っていたといいます。

元空き巣による防犯アドバイス

これまで数々の空き巣を繰り返し、今は元空き巣の立場から本を出版している人物がいます。彼によると、空き巣が忍び込みやすいと考えるのは塀などの遮蔽物がある場所だとのこと。ベランダに置いてある観葉植物なども、外から家の中が見にくくなるようなものがあると狙える家だと考えるようです。また侵入口として狙うのも家の裏口など道沿いからは外れた場所だといいます。マンションの高層階も、まさかうちが狙われることはないだろうと油断しているケースが多いため、侵入しやすい家だと考えられます。
なお、空き巣犯が嫌がるのは防犯カメラやセンサーライト。空き巣犯は家の中に人がいることを警戒するため、わざと電気やテレビをつけっぱなしにしておくのも効果的なようです。

空き巣と鉢合わせし、強盗殺人になったケースも

お金や物を盗まれるだけならまだしも、命まで取られてしまうケースもあります。過去には空き巣が帰宅した住人と鉢合わせしてしまい、首を締めるなどして殺害してしまった事件もありました。
万が一帰宅した家の中に人の気配を感じたら、すぐにその場を離れて警察へ通報しましょう。追い詰められた犯人はどんな行動を取るか分かりません。このケースのように逆上して襲ってくる可能性も考えられるため、一人で解決しようとはしないでください。

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