防犯のすゝめ

冬が近づくにつれて増える車上荒らしにご注意!

冬が近づいてくるにつれて、車内の気温も下がりやすくなります。エンジンを切るとあたためた空気がすぐに冷えてしまうため、ちょっとした用事のときは、車のエンジンをかけたまま車外へ出るという方も多いのではないでしょうか。しかし、その隙を狙う車上荒らし犯がいます。

この記事では、車上荒らしの手口や対策を紹介しています。被害にあわないためにも、ぜひ参考にしてください。


車上荒らしが増えています

車上荒らしの被害とは、とめてある車のなかから貴重品などを盗まれることをいいます。一年を通して被害が発生していますが、特に冬が近づいてくる時期は注意が必要です。

なぜなら、冬はエンジンを切るとすぐに車内の空気が冷えてしまうからです。そのため、コンビニや幼稚園の送り迎えなどのちょっとした用事のときは、どうしてもエンジンをそのままにして無施錠のまま外出する人も増えてきます。

また、冬になると日が短くなるのも理由の一つです。まわりが暗くなると見えにくいため、犯人にとっては好都合になります。例えば、幼稚園の迎えの場合、夏は明るい時間帯だったとしても、冬になると真っ暗になっていることがあります。さまざまな要因が重なって、車上荒らしが増えているのです。

実際に、幼稚園の送迎時を狙った犯行が身近な場所で多発しています。被害者はいずれも「幼稚園だから盗む人なんていないだろう」「すぐ戻るから大丈夫だろう」という気持ちから、無施錠のまま貴重品を置いて車を離れてしまっていました。何気ない日常のなかでも被害にあう可能性があることを忘れてはいけません。


ちょっとした隙が命取り

車上荒らしは、鍵をかけていても被害にあう可能性もありますが、ほとんどの場合は無施錠の車で起きています。ここ数年の車上荒らしの被害のうち、無施錠率は7~8割です。

その理由は、無施錠の車の場合、短い時間で犯行に及ぶことができるためです。犯人は車の持ち主のフリをして車に近づき、何食わぬ顔でサッと貴重品を持ち出します。その犯行にかかる時間は、たったの数秒~数十秒でしょう。


車上荒らしにあわないための対策

車上荒らしにあわないための対策のなかでも大切なことは、前述したように、車を離れるときにしっかり施錠することです。「すぐに戻るから」と思わずに、たとえ短時間であってもロックをかけましょう。それだけで、車上荒らしにあうリスクを減らすことができます。

また、荷物を見えるところに置かないことも大切です。外から見えるとサッと盗みやすいですが、どこにあるかわからないと犯人は貴重品を探す手間が増えます。犯行にかかる時間が増えることから、ターゲットにされる可能性がグンと減るはずです。

ちょっとした隙でも被害にあう可能性があることを忘れず、車を離れるときはしっかり施錠をしましょう。

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