相次ぐ緊縛強盗事件から身を守ろう!狙われにくい家にする方法とは
2024年8月以降、1都3県では強盗事件が相次いでおり、10月末までで16件の事件が確認されています。現在は関東地方を中心に事件が起きていますが、関東地方以外で発生する可能性もゼロではありません。どの …
空き巣被害は、長期間家を空けている時などに起こると思われがちです。確かにその傾向がありますが、在宅中でも注意が必要です。
今回は、侵入犯罪とはどのようなものか、実態はどうなっているのか、どのような手口があるのか、といった疑問に答えていきます。また、侵入犯罪を防ぐためのポイントもご紹介するので、参考にしてみてください。
侵入犯罪は、住宅などの建物に侵入して何らかの罪を犯すことです。凶器などで家人を脅して金目のものを盗む侵入強盗、金品を盗む侵入窃盗・住居侵入を指します。侵入窃盗の中でも、一般の住宅を狙う空き巣や忍び込み、居空きは住宅対象侵入強盗と呼ばれます。
2023年の侵入犯罪の発生場所認知件数を見てみると、一戸建て住宅が17.6%、3階建て以下の共同住宅が17.6%、4階建て以上の共同住宅が9.3%という結果です。住宅を対象とした侵入強盗は、全290件中の44.5%を占めていることになります。
侵入犯罪の手口には、ガラス破りや無施錠のドアから侵入するといったものがあります。一戸建てや3階建て以下の集合住宅の場合だと、窓からの侵入が特に多くなっています。一方、4階建て以上の集合住宅の場合は、玄関ドアからの侵入が多いです。
窓から侵入する時に多いのが、ガラスを破って侵入するパターンです。しかし、窓の鍵を閉めていないことが原因となっているケースも、一定数見られます。玄関ドアからの侵入は、バールなどを使ったドア鍵のこじ破り、ピッキング、ドリルを使ったサムターン回しといったケースが多いです。
侵入犯罪を防ぐためには、自分でできる対策を講じてみましょう。
玄関ドアの対策として効果的なのは、補助錠やガードプレートを取り付けたり、防犯性の高い鍵に変更したりといった方法です。1つのドアに鍵が2つ付いていれば、侵入に時間がかかるので泥棒は敬遠します。ガードプレーを付ければ、工具を差し込まれて鍵を壊されるリスクが減り、鍵自体を取り替えればピッキングなどの被害に遭うリスクを軽減できます。
窓の防犯対策としておすすめなのは、補助錠の取り付けや防犯フィルムの貼付などです。補助錠は玄関と同様の効果が期待できます。また防犯フィルムを貼れば、ガラス破りの被害に遭いにくくなります。
侵入犯罪は、留守にしている時だけではなく在宅中に起こる可能性があるので、常に鍵を閉めておくといった対策が重要です。特に在宅で仕事をしていると、侵入されても気が付かない可能性があります。あらかじめできる対策は講じておきましょう。