自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットとは?
近年、安心した街づくりの一環として自治会や町内会で防犯カメラの設置を行うところもあります。ここでは、自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットについて解説します。 自治会・町内会は地域防犯の役割も担 …
痴漢や犯罪対策として地下鉄に防犯カメラを設置するエリアが増えています。通勤ラッシュ時など混雑する時間帯は犯罪率が高まるので、特に女性は注意が必要です。
今回は駅や車内での安全対策、すぐにできる痴漢対策法について紹介します。
福岡市地下鉄では、2022年2月に七隈線の新車両で初めて防犯カメラが設置され、今後はすべての車両に防犯カメラを導入していくことを発表しました。古い車両を更新する2024年度から対応をスタートし、残りの既存車両にも徐々に設置を進めていく方針です。
福岡市では地下鉄での犯罪被害が197件も報告されており、そのうち痴漢被害は99件、暴行は38件となっています。犯罪数のなかでも痴漢被害の内訳が最も多く、迅速な対応が求められるなかで考案されたのが防犯カメラの設置です。犯人を特定するほか、痴漢しにくい環境を作ることにも効果が見込まれます。
福岡市議会では女性専用車両の導入を求める声も上がり、今後は検討を進めていくとのことです。
東京メトロでは駅構内や車内における安全確保のため、さまざまな工夫が施されています。以下、安全対策の取り組みについて箇条書きで紹介します。
・ホームドア、可動ステップの設置
ホームドアを設置することで落下事故などの防止に役立ちます。ホームと車両の間隔が広い場所には可動ステップを設置し、踏み外し・転落のリスクを軽減しています。
・駅係員よびだしインターホンの設置
不審物発見や火災発生などの緊急事態に駅係員をすぐに呼び出せるよう設置されています。
・AEDの設置
急病人へ救急救命活動をすばやく行えるよう、主要な駅に設置されています。
・非常停止ボタンの設置
ホームから落下した場合などの緊急時にボタンを押すことで、列車を強制的に止めるよう報知します。
・転落防止ゴムの設置
車両とホームの間隔が広い場所に設置し、隙間を少なくすることで落下事故防止に役立てます。
・非常通報器
列車内で緊急事態が発生した場合、係員と直接通話できます。
・非常用ドアコック
手前に引くと車両ドアが手動で開き、緊急事態発生時に避難できます。[大家2]
女性に役立つ痴漢対策を紹介します。今すぐ実行できる簡単な方法なので、ぜひこの機会に覚えておきましょう。
1.女性専用車両を利用する
電車に乗る際は、できるだけ女性専用車両を利用してください。痴漢対策に最も効果的なのは、自分と痴漢犯罪者の距離を置くことです。痴漢が発生しない状況に身を置くことで、痴漢に遭うリスクが大幅に減ります。
2.車両ドアの近くに立たない
女性専用車両が導入されていない列車では、ドアの近くに立たないことを意識してください。痴漢が発生する場所の多くは「ドアのすぐ横の四隅」です。特に通勤ラッシュ時は混雑しているので周囲にバレにくく、痴漢をするのに好条件な場所となります。座席の前では痴漢が発生しにくいとの調査結果が出ているため、車内では中の方に移動するようにしましょう。