防犯のすゝめ

子どもが狙われる可能性も!オンラインゲームでの犯罪行為について知ろう

インターネットを使用して遊べるゲームをオンラインゲームと言います。パソコンやゲーム機などを使用して楽しめ、他のプレイヤーと一緒になってゲームに取り組めるのが特徴です。近年では、大人だけではなく子どもも利用しており、ネット上のトラブルが起こることで問題視されるケースも増えています。

実際、国民生活センターが報告しているオンラインゲームにおける相談件数は年々増加しています。2021年には7,126件だった相談件数も2022年には7,219件、2023年には8,432件です。このことから、オンラインゲームにまつわるトラブルで問題を抱えている人が増えていることが分かるでしょう。

今回は、オンラインゲーム上で増加しているRMTについて解説していきます。


オンラインゲームで増加!RMTとは

RMTとは、「リアルマネートレード」を指す略語です。通常、ゲーム内では獲得できるアイテムがあり、毎日のログインや目的達成によって得られるポイントなどと引き換えにアイテムを交換するチャンスがあります。スキルを磨けば強力なアイテムを手に入れることもでき、ランキング制を取り入れているゲームであれば、上位を目指すことも可能です。その結果、さらにアイテムやゲーム内通貨が貰える可能性もあるので、多くのユーザーが時間をかけてプレーをしてスキルを磨いています。

しかし、RMTは日本円といったリアル通貨でアイテムを売買する行為です。RMTを活用すれば強力なアイテムもすぐに手に入るため、たとえスキルを持っていなくてもランキング上位を目指せます。そのため、不正行為をした人の方が有利にゲームを進められるため、ユーザーが平等にゲームを楽しむことができなくなってしまうのです。


RMTを利用するリスク

RMTを利用すると、どういったリスクがあるのでしょう。1つ目が「アカウントの停止」です。現在、日本ではRMTを取り締まる法律はありません。しかし、ゲームによってはRMTが禁止行為として設定してあるケースもあります。その場合、RMTの利用が発覚すれば、運営によってアカウントの凍結や停止措置が取られるため、ゲームを利用できなくなってしまいます。利用規約はゲームを始める際に運営が提示しており、チェックを入れたことで同意したことになります。そのため、「知らなかった」と言い訳をしても停止措置が解除されることはありません。

2つ目のリスクが「詐欺やハッキングの対象になる」点です。RMT業者は、アイテムを販売する行為だけではなく、違法な手段によって詐欺やハッキングをする可能性があります。そのため、RMT業者と接触をすればアカウントを乗っ取られるリスクが高まるのです。もしアカウントにクレジットカード情報を紐づけていれば、情報が盗み取られて悪用される危険もあります。詐欺やハッキングの被害をアップさせないためにもRMTには手を染めないようにしてください。


RMT以外にも犯罪行為はある?

オンラインゲームでは、RMTだけが問題となっているわけではありません。その1つが「高額課金」です。ゲーム内で使用できるアイテムをはじめ、キャラクターなどは運営会社に費用を支払うことで使用できる課金制度を取り入れている運営会社も多いです。強いアイテムも費用を支払えばすぐに入手できますが、制限なく課金を進めてしまえば後で高額な請求が来るため注意が必要です。子どもの場合、課金とは分からずにアイテムを購入してしまうケースもあります。保護者に無断でクレジットカードを使用してしまうトラブルもあるので、前もって利用方法を相談することが大切です。

人気の防犯グッズ











資料請求・ご相談フォーム

この記事に関連する記事