防犯のすゝめ

子どもを騙すネット犯罪が増加!対策のために保護者がすべきこととは

18歳未満の子どもを狙ったネット犯罪が急増しています。コロナ禍によりおうち時間が増え、スマホを触る機会が圧倒的に増加したことが主な要因。犯罪から守るためには保護者の行動・対策が非常に重要です。
そこで今回は、実際の被害例や親がすべきことについて詳しく解説していきます。

コロナ禍で子どものネット利用が増え犯罪も横行

警察庁の発表によれば、2019年頃から未成年者を対象としたSNS関連のネット犯罪が増加しています。特にコロナ禍での緊急事態宣言以降その被害件数は急増し、18歳未満の子どもが被害を受けてしまう事例が後を絶ちません。
自粛期間の長期化で、スマホを触る時間が圧倒的に増えたことが主な原因です。さらに人と接する機会が減り、心の寂しさを埋めるために危険なバイトや性交渉に走ってしまう児童も多いのだとか。軽い気持ちで始めたのにいつの間にか大変な事態に陥ってしまった、という最悪のケースにつながるのがネット犯罪の恐ろしさです。
高額請求、誹謗中傷、ストーカー行為、個人情報流出、著作権問題など一口にネット犯罪といってもその被害事例はさまざま。いずれにせよ、ネット犯罪は子どもの心身にひどい傷を負わせてしまう驚異的な存在です。そのような被害を受けないために、周りの保護者がしっかりとサポートすべきであることを忘れてはいけません。

どんな被害が増えている?

ネット犯罪にはさまざまな形が存在しており、どのような経路で犯罪につながっていくのかを特定することは困難です。その中でも特に若者世代が被害を受けやすいのがSNSを利用したもの。SNSのメッセージやコメント機能を使い、誹謗中傷やいじめに発展するひどい書き込みが多々見受けられます。またSNS上にアップロードした写真からストーカー行為につながる事例も。なんと瞳に映った風景から場所を特定し、後を付け回すといった考えもつかないような恐ろしい手口も報告されています。最近では闇バイトや夜の勧誘などもSNSのダイレクトメッセージを通して送られるケースが多く、SNSという身近な存在から恐ろしい世界に足を踏み入れてしまった未成年者も少なくありません。
このようにSNSから始まるトラブルが多発しているため、使い方には十分に注意し、うまく付き合っていくことが大切です。

親が教えるべきこと・やっておくべきこと

子どもを犯罪から守るためには、親の対応・サポートが大きな鍵となってきます。
まずは子どもの利用状況を確認するために「ペアレンタルコントロール」という機能を活用してみましょう。ゲームの利用時間をチェックしたり、課金の制限を設定できる便利なサービスです。
また、アダルトサイト・出会い系サイト・暴力系サイトなど危険なサイトの閲覧を制限する「フィルタリング」も有効です。制限範囲を細かく設定できるため、子どもの年齢や状況に合わせて利用できるのがメリット。
さらに、親子間でしっかりと話し合い、独自のルールを決めておくことも重要です。この際、親の考えを一方的に押し付けるのではなく、子どもの意見も十分に尊重し、身の安全について一緒になって考えていくようにしましょう。

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