防犯のすゝめ

子供を対象にした防犯教室が開かれる。ALSOKでは無料の防犯教室を実施

いつの時代も犯罪者が狙うのは弱い人間。小さな子どもは特にターゲットになりやすい存在です。登下校時の見回りなど、大人たちが積極的に犯罪を防ぐ取り組みを行うのも大切なことですが、子どもたち自身が犯罪から身を守る能力を身につけることも欠かせません。もちろん警察もこのことはよく分かっており、各地で子どもたちを対象にした防犯教室等の活動を積極的に行っています。

高知県でこども七夕防犯教室を実施

7月3日、高知県警の中村署においてこども七夕防犯教室が実施されました。この防犯教室に招かれたのが地元の幼稚園児たちとその保護者、地域住民たち。園児は42人が参加し、七夕らしく願いごとを書いた短冊を飾ったほか、講師となった警察署員は誘拐防止についての知識を深められる紙芝居を披露しました。他にもこの防犯教室は保護者世代の特殊詐欺被害を減らす狙いもあり、園児たちから特殊詐欺被害に遭わないよう気をつけてといった旨の手紙が祖父母や両親に向けて作成されました。防犯教室に参加した方々の防犯意識が向上したことはもちろん、警察と地域住民、親と子供の親密性が高まったことも犯罪防止に有意義な効果をもたらしたことでしょう。

子どもが一人で留守番している時も要注意

子どもが犯罪に巻き込まれるのは外出している時だけとは限りません。自宅に一人で留守番をさせている時に巻き込まれてしまうこともあるのです。例えばやむを得ず子どもを一人で留守番させる時、インターホンが鳴った場合にはどう対応するよう伝えるのが正解だと思いますか?インターホンに反応しないのが正解だと考える方も多いでしょうが、正解は親が取り込み中だと答えること。実際、留守番中の子どもが居留守を使ったら家に誰もいないと判断され、窓ガラスを割って侵入しようとする事件に巻き込まれた事例があります。

無料で防犯教室を行っている団体も

警備会社として知られているALSOKでは、公立・私立を問わず小学校を対象にした無料の防犯教室の開催を受け付けています。学習時間は45分間で一度に受講できる人数は40名ほど。授業一コマ分の時間で普段の生活で気をつけるポイントなどを講義するものとなっており、防犯についてのテーマは3つの中から選ぶ形式になっています。申込状況によっては依頼を受けられない場合もあるとのことですが、問い合わせるだけの価値はあるでしょう。興味があれば学校の保護者会の場などで依頼を提案してみてはいかがでしょうか。

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