自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットとは?
近年、安心した街づくりの一環として自治会や町内会で防犯カメラの設置を行うところもあります。ここでは、自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットについて解説します。 自治会・町内会は地域防犯の役割も担 …
車両盗難被害において近年増えているのが、犯罪組織による計画的な犯行やデジタル技術を使った新たな盗難手口です。ドアロックだけでは対抗できないため、その他の盗難防止対策も検討すべきでしょう。
この記事では、車を盗難されないために知っておきたい対策について解説します。愛車を盗まれて悔しい思いをすることのないよう、ぜひチェックしてみてください。
自動車盗難被害は、ピーク時の平成15年よりは大幅に減少しているものの、千葉、愛知、埼玉、茨城、神奈川といった特定のエリアでは依然として多発しているのが現状です。車を降りる際は、たとえ短時間でもドアロックが必須ですが、近年はデジタル技術を使った以下のような盗難手口も登場してきているため注意が必要です。
・リレーアタック
リレーアタックは、2~3人組で行われることの多い盗難手口です。1人がスマートキーを所持している人や保管場所に近づき、キーから漏れている微弱な電波を特殊な機器を使って受信・増幅させ、共犯者がそれを中継して最終的に車両のロックを解錠、エンジンを始動して盗み出します。
・CANインベーダー
CANインベーダーは、車室外の配線に盗難用の端末を直接接続し、ドアロックを解除してエンジンを始動することにより盗難する手口です。
警視庁の発表によると、2023年に盗難件数が多かった車種トップ3は、1位:アルファード、2位:ランドクルーザー、3位:プリウスとなっています。4位以下には、レクサスやハイエースなどがランクインしており、比較的高額な車種が狙われやすい傾向にあることが分かります。また、盗まれた車は、犯罪組織によって不正に解体されたり海外に輸出されたりするケースも多く、所有者の元に還ってくる確率は25%程度にとどまっています。
こうした現状から、各自動車メーカーやカー用品業界でも機能やグレードに応じて様々な盗難防止装置を拡充させてきています。車を盗難から守るためにも、これらの盗難防止機器を活用することがおすすめです。
近年、様々なカーセキュリティ用品が登場しています。ここでは車の盗難防止対策として特におすすめのアイテムを3つご紹介します。
・イモビライザー
車とキーのIDが一致しなければエンジンを始動できないセキュリティシステムです。鍵の複製による盗難の心配がありません。ただし、ドアロックの解除までは防げないため、車上荒らし対策をするにはその他のカーセキュリティとの併用が必要です。
・ハンドルロック
ハンドルを物理的にロックし、動かせないようにするセキュリティアイテムです。見た目ですぐにロックされていることが分かるため、いたずらの抑止にもつながります。ハンドルとクラクションの二重ロック仕様のものなら、さらに防犯性を高められます。
・振動センサー
振動や衝撃を感知すると、大音量の警報が鳴り響きます。自分で手軽に取り付けられるものもありますが、プロでしか取り付けられない高性能のものであれば、より高い防犯効果が期待できます。
近年、高級車を狙った盗難被害が増加傾向にあります。大切な車を守るためにも、上記のようなカーセキュリティ用品を活用した盗難防止対策が急務と言えるでしょう。