相次ぐ緊縛強盗事件から身を守ろう!狙われにくい家にする方法とは
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小学生が犯罪被害に遭うのは、登下校時が最も多いと言われています。政府が実施する防犯プランや、個人でもできる対策法について、あらためて確認しておくと良いでしょう。
今回は小学生の防犯対策について詳しく紹介します。身近に小学生のお子様がいる方は要チェックです。
2022年7月、静岡県浜松市の小学校でロボットによる防犯教室が開かれました。警察官を装ったのはソフトバンクグループが開発した人型ロボット「Pepper(ペッパー)」。ロボットが防犯教室を開催するのは県内初の取り組みとのこと。警察官の帽子をかぶったペッパー警部が、小学生たちに不審者と遭遇した場合の対策等をレクチャーしました。
指導を受けたのは全校生徒345人で、2学年ごとに教室を開催。低学年の教室では、不審者対策の合言葉「いかのおすし」をクイズ形式で紹介しました。ロボットが身振り手振りを使って教える姿に、子どもたちも興味津々だったようで、最新技術を活用した新しい取り組みに大きな期待を寄せています。ペッパー警部の相棒役を務めた竹内さんは「実際に遭遇したときに今回の学びを思い出してほしい」と話しました。
ロボットによる指導は、興味を惹くことに加え、飛沫しないというメリットもあります。今後は全国の小学校へ広めていく方針です。
2018年5月に発生した女子児童殺害事件を受け、政府による「登下校防犯プラン」が発表されました。関係省庁が連携を取り、各種取り組みを行うものです。
プランは大きく5つの目的に分類されます。
1.地域における連携の強化
2.通学路の合同点検の徹底および環境の整備・改善
3.不審者情報の共有および迅速な対応
4.多様な担い手による見守りの活性化
5.子供の危険回避に関する対策の促進
社会全体で子どもたちの安全を守ることが基本理念で、特に「ながら見守り」を推進しています。地域住民が買い物、ウォーキング、散歩など日常生活のなかで子どもを見守る視点を持ってもらうのが目的です。見守り活動が優秀だった地域には表彰なども行われています。
各家庭で行う防犯対策も重要です。親子でできる簡単な対策方法を以下に紹介します。
・持ち物に名前を書くときは他人から見えにくい場所に書く
持ち物の表に名前を書いてしまうと、個人情報が簡単にバレてしまいます。傘や帽子などは要注意。物を人目に付く場所に放置しないことも大切です。
・防犯ブザーは複数持つ
通学用と外出用の2つ用意すると安心です。ランドセルに付けっぱなしで持ち歩くのを忘れた、といった失敗を減らせます。
・防犯ブザーを使うときのルールを決める
すぐ鳴らせる場所に付ける、不用意にブザーを押さない、鳴らしたらすぐに逃げる、という3つが基本ルールです。
・町の危険な場所を教える
人通りが少ない場所、見通しの悪い公園、空き家・空きビル、地下道など町に潜む危険地帯をピックアップし、立ち寄らないよう教えておきましょう。
・合言葉「いかのおすし」を教える
警視庁が考案した防犯に関する覚え言葉です。
・いかない
・のらない
・おおごえをだす
・すぐにげる
・しらせる
の頭文字をとったものです。
日頃から家庭で覚え言葉を交えながら対応を確認しておくとよいでしょう。