防犯のすゝめ

年末年始は特に注意!犯人は帰省中の家に狙いをつける

年末年始は実家へ帰省する予定だという方も多いはず。長期間の外出になることから念入りに荷造りを進めていることと思いますが、留守中の防犯対策に問題はありませんか?せっかく年末年始をゆっくり休めても、家に帰ってきたら部屋の中が荒らされていたなんてことになれば気分は台無しです。一年のスタートをそんな嫌な気持ちで迎えたくはありませんよね。そこで今回は年末年始に多い空き巣に焦点をあてました。

相次ぐ空き巣事件

11月18日の夜から未明、長野県の軽井沢町で3件の空き巣事件が相次ぎました。被害にあったのは3件とも施錠をしていなかった一般住宅、会社だったとのこと。警察はこの事件を受けて「留守中や夜中は特に施錠を確認してほしい」と注意を促しています。
また、軽井沢では年末の空き巣・別荘荒らしに備えて11月29日から12月10日にかけて一斉防犯診断を行いました。実施にあたったのは軽井沢警察署と別荘管理防犯組合。警察署員と組合員一人ずつで組となり、戸締まりや電気がつけっぱなしになっていないかなどを確認しました。この防犯診断は2019年で49回目を迎えます。

なぜ年末に空き巣が増えるのか

実は、年末は空き巣被害が多くなる時期と言われています。なぜなら帰省や旅行で自宅を長期間留守にする家が多いから。住民との鉢合わせは空き巣が恐れていることの一つなので、急な帰宅の心配が少ないこの時期はまさに空き巣が活動しやすい時期と言えるでしょう。また最近はSNSを悪用し、旅行の計画を下調べしている空き巣も少なくありません。留守中に玄関や窓の施錠を忘れないのはもちろんですが、空き巣から見て侵入するためにヒントとなる情報を発信しないことも重要です。

空き巣への対策

ここでは施錠する以外にできる年末の空き巣対策についてご紹介します。まず考えられるのは新聞を一時的に止めること。郵便受けに新聞が溜まっている家は留守にしているとバレて当然です。新聞の販売店に連絡すれば配達は止めてもらえるので、これから長期間留守にする時は電話で連絡しておいてください。もう一つは固定電話への電話を携帯電話に転送すること。空き巣の手口として、ターゲットとなる家に電話をかけて留守にしているか確認するという方法があります。転送ができない電話であれば電話線を抜いておくのもアリ。どちらにせよ留守中は電話に出られませんし、抜いた電話線は帰ってきたら接続しなおせばいいので、この方法も空き巣対策としておすすめです。

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