防犯のすゝめ

挨拶をするだけで防犯効果!見られている意識が犯行を躊躇させる

子供が小学校に入学すると、登下校をしたり外で遊んだりなど、どうしても親の目が届かない場面が出てきます。子どもたちを犯罪者から守りたいと考えるのは親として当然のこと。少しでも被害に遭う可能性を減らせればと思いますよね。防犯といってもその方法はさまざまですが、今回は手間もお金もかけず簡単にできる対策の一つとして挨拶運動をご紹介します。

全国で広がる挨拶運動

茨城県東海村の東海中学校では、2018年11月から保護者や教職員が校門前に立って挨拶運動を行っています。そもそもの目的は保護者が学校に携わる機会を増やしたり関心を持ってもらうためでした。ちなみにこの運動は同じく東海村の東海南中学校や東海高校でも行われています。
このような挨拶運動が行われているのは東海村だけではありません。地域の人へ積極的に挨拶をしようといった挨拶運動は全国各地で行われています。

挨拶を行うことによる防犯効果

挨拶運動には近隣の人々との絆が深まったり、コミュニケーションが活性化したりというメリットがあります。ですが、それ以外にも不審者に対して自然と警戒心を持つことができるというメリットもあるのです。日常的に挨拶をしていれば子供たちも近所にどんな人がいるかというのが分かりますし、挨拶をきっかけにして子供の安全を見張ってくれる人も現れるでしょう。近所で見かけない人を見たときには、子供であっても「この人は誰だろう?」と一歩思いとどまって考えることができるようになります。
また、犯罪者は犯行を行う前に現場を下見する場合がほとんど。犯行を行った後に逃げ道をどうするか、人目につきにくくバレにくい場所ではないかといったシミュレーションを行っています。もちろん住民同士のつながりについても下見の判断材料。住民同士が頻繁にコミュニケーションを行っている地域は犯行がバレやすそうだと思わせることができ、犯罪を未然に防ぐ効果も期待できるのです。

防犯はできることから少しずつ

挨拶運動で必要になるのは「おはよう」「こんにちは」という言葉だけ。お金も手間もかからない上に、今すぐにできる対策です。もちろん保護者が見回り運動を行うなどの対策も効果的なのですが、だからといって挨拶運動が無駄になることはありません。最初は恥ずかしがってしまい挨拶できない人もいるでしょうが、地域の文化として定着させることができれば非常に効果的な防犯となります。PTA集会や町内会の集まりなど、自分から何か意見を出せる機会があるのであればぜひ提案してみてはいかがでしょうか?

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