自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットとは?
近年、安心した街づくりの一環として自治会や町内会で防犯カメラの設置を行うところもあります。ここでは、自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットについて解説します。 自治会・町内会は地域防犯の役割も担 …
特殊詐欺の新しい手口が横行しています。年々巧妙化しており、あらゆる方向から詐欺を仕掛けてくるので注意しましょう。
今回は新たな詐欺手口「受け子」と「キャッシュカード」の2つを解説します。
横浜市に住む中学2年生の少年が、特殊詐欺の手口でお年寄りから現金を騙し取ったとして逮捕されました。
警視庁の調べによると、少年は被害者から金銭を受け取る「受け子」であったことが判明。別の人物と共謀し、東京都立川市在住の80代女性から現金80万円を騙し取りました。息子を装い女性へ電話をかけ「送金カードを間違ったところに送ってしまい会社に損失を出した。補填する金が必要だ。」などと言い現金を直接受け取ったとのこと。少年は容疑を認めており「自分がやったことには間違いない。遊ぶ金が欲しかった。」と話しています。
このように、未成年が詐欺に加担し「受け子」となるケースは全国でも増加しています。警察は「加害者とならないよう詐欺グループの誘いには乗らないで。」と注意を呼びかけています。
特殊詐欺の手口で大きな変化となったのが「受け子」の登場です。受け子とは、犯罪行為に加担する若者のことで、詐欺のターゲットから直接現金を受け取ったり、金銭の入った郵便物を受け取ったりする役目を担っています。
詐欺グループは「簡単に儲かるバイトがある」などと誘惑し、若者を犯罪に巻き込もうと仕掛けてきます。受け子は、現金受け取り型・キャッシュカード受け取り型・キャッシュカードすり替え型、の3タイプ。現金よりもキャッシュカードのやりとりをする犯罪の方が罪は重くなりやすいと言われています。
詐欺によって騙し取ったお金を受け取る行為は犯罪です。知らない間に詐欺に加担していたという事態を引き起こさないために、うまい話には簡単に乗らないようにしましょう。
最近では、クレジットカードだけでなくキャッシュカードを盗み取る手口も増えています。
警察や市の職員を装い、詐欺のターゲットへ「あなたのキャッシュカードが不正利用されています。被害を防ぐための手続きを行いますので自宅で待機しておいてください。」といった内容の電話をかけます。犯人は事前に用意した偽物のキャッシュカードを用意し、ターゲットのキャッシュカードとすり替えて横領するのです。
警察官や市の職員がキャッシュカードを受け取りに行くことは絶対にありません。常に留守番電話機能を設定する、迷惑電話防止機器を利用する、などの対策で阻止しましょう。少しでも不信感を抱いたらすぐに警察へ連絡してください。