防犯のすゝめ

新聞の折り込みチラシで呼びかける犯罪被害防止

新聞をとっていて便利なのは、折込チラシが入っていることです。自発的に集めなくても情報を知らせてくれる折込チラシに、特殊詐欺や交通事故情報などを掲載する試みがおこなわれています。その防犯効果について、お話しましょう。

中日新聞が折り込みチラシに特殊詐欺や交通事故の被害情報を掲載

東海地方を中心に配布している中日新聞では、防犯や交通事故防止対策として折込チラシに県警提供の情報を掲載し始めています。通常、折込チラシはクライアントからの出稿となりますが、防犯情報は休刊日を知らせるチラシに掲載。その内容は、ニセ電話詐欺や交通事故の被害防止を呼びかけるものとなっています。

特殊詐欺の手口は、日に日に変わっています。様々な機関の協力で被害防止が呼びかけられているものの、情報の伝達が追い付かずに未だに被害に遭ってしまう人が後を絶ちません。特殊詐欺の犯罪情報や被害防止情報を目にする機会を少しでも増やす方法として、新聞の折り込みチラシは有効です。テレビは見ないけれど新聞は読むという人、新聞は読まなくても折込チラシは見るという人など、これまで以上の人に犯罪被害防止情報を伝えることができるでしょう。

振り込め詐欺被害防止などに大きく寄与

中日新聞のみならず、他の地域でも新聞の折込チラシによる防犯情報の配布をおこなっているところがあります。北海道では警察署から感謝状が出ている新聞販売所もあるほどです。折込チラシの配布によって、実際に振り込め詐欺犯罪防止に大きな貢献がされているといいます。特殊詐欺情報だけでなく、子供の防犯に役立てるようにと不審者出没情報や交番のエリアマップを配布するなどの対策もおこなっているとのことです。

子供の安全対策にも

神奈川県では、一部地域で新聞の折込チラシによる防犯情報を住民に配布しています。不定期におこなわれてきた防犯情報チラシの配布ですが、今後は定期的に作成する計画も立てられているようです。

防犯情報の折込チラシは、特殊詐欺の被害防止以外にも子供の安全対策に役立てられようとしています。折しも、子供が巻き込まれる事件が多発していますから、折込チラシを見た人がこまめに情報を確認して防犯意識を持つようにすることが目指されています。

特殊詐欺被害は、ニュースでは特に大きな被害額の事件が発表されています。しかし、少額でも詐欺被害に遭っている人は続出しており、新聞の折込チラシに限らず、周囲も協力することで犯罪防止に努めることが大切です。

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