自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットとは?
近年、安心した街づくりの一環として自治会や町内会で防犯カメラの設置を行うところもあります。ここでは、自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットについて解説します。 自治会・町内会は地域防犯の役割も担 …
元号が平成から令和に変わった際には、これに伴う特殊詐欺として改元の手数料がかかるなどという手口が出現し、国や自治体から注意が呼びかけられました。元号が令和に変わったことで改元詐欺はなくなるかと思いますが、制度の変更に便乗した詐欺は今後も現れるだろうと予想されます。次に予想されるのは紙幣の刷新に便乗した詐欺。政府は2024年をめどに紙幣を新デザインに刷新すると発表しています。
4月9日、政府は1万円札、5千円札、千円札の紙幣を刷新すると発表し、同時に新紙幣のデザインイメージも公開しました。紙幣を刷新する主な理由は偽造を防ぐこと。これまでも紙幣は約20年ごとに刷新されており、今回の変更は2004年からの20年ぶりとなります。紙幣に描かれる人物が1万円札は福沢諭吉から渋沢栄一、5千円札は樋口一葉から津田梅子、千円札は野口英世から北島柴三郎に変更となるほか、新たな偽造防止策としてこれまで以上に偽造を難しくするすかし技術などが施される予定とのこと。外国人にも分かりやすくアラビア数字が大きめに記載される予定となっています。
新紙幣が登場したから旧紙幣は使えないのかというとそんなことはありません。2004年の刷新時もそうでしたが、新紙幣が国内に十分行き渡るまでは新紙幣と旧紙幣が混在することになります。銀行が少しずつ旧紙幣を回収していくため、私達がわざわざ銀行へ引き換えに行く必要はありません。予想される詐欺の手口としては「以前の紙幣が使えなくなるから一度回収している」「古い紙幣を新しい紙幣に変えるから預けてほしい」といったものが考えられます。
特殊詐欺の手口が年々巧妙になっていることもあり、財務省と日本銀行は新紙幣の発表に合わせ「現行の日本銀行券が使えなくなるといった詐欺に気をつけてください」と注意を呼びかけました。先ほども説明した通り、一度発行されたお金が使えなくなることは基本的にありません。過去に発行された聖徳太子の1万円札や伊藤博文の千円札も今はほとんど流通していませんが法律上は問題なく使えますので、使えなくなるかもと心配する必要はありません。万が一銀行や役所の職員を騙る電話がかかってきてもまともに取り合わないでください。お金を預かる、回収するといった話をされたらすぐに警察へ通報しましょう。