防犯のすゝめ

留萌の小学校で不審者侵入を想定した訓練を実施!

2023年3月に埼玉県の中学校に当時17歳の高校生が刃物を持って侵入し、教員を切りつけるという事件が発生しています。こうした侵入事件を受け、文部科学省では不審者の学校侵入防止対策の強化を図れるよう、補助金の拡充を実施しました。そんな中で、北海道・留萌市にある小学校でも不審者の侵入を想定した訓練が実施されました。今回は、留萌の小学校で行われた訓練の様子や、子どもたちを守る防犯器具についてご紹介します。


不審者の侵入を想定した訓練で防犯器具の使い方を学ぶ

小学校に不審者が侵入したことを想定した訓練が、留萌市で実施されました。この訓練では警察の協力のもと、留萌市防犯協会が開催した総会にあわせ、市内の飲食店が行ったものです。防犯協会の会員や教育関係者など、約60名が訓練に参加しました。訓練では警察官が不審者役となり、刃物を突き付けてきたという想定で行われ、犯人の動きを封じる手順について参加者は学びました。留萌市防犯協会では市内の小学校すべてにネットランチャーという防犯器具を寄付しており、今後は中学校・高校・幼稚園にも寄付をする予定としています。訓練に参加した人は、「子どもでも扱える重さだと思った。非常時にこういった防犯器具があると安心」と語っています。


不審者を抑制する「ネットランチャー」とは

留萌市防犯協会が市内の小学校に寄付したネットランチャーとは、日本工機株式会社が開発した防犯器具です。不審者とある程度距離が離れた場所からでも使えて、クラッカーの要領でひっぱるだけで頑丈なネットが飛び出します。パラシュートにも使われている素材を採用しており、素手では簡単に切ることができません。全長27cmとコンパクトなので収納もしやすく、生活防水レベルの耐水性なので雨の日でも使用できます。また、特殊リチウム電池を採用しているため、4年間は電池交換が不要(Proグリップは10年)です。


子どもたちを守るその他の防犯用品

学校や保育園などの施設では、子どもたちを守るために防犯用品を揃えることも大切です。例えば定番の「さすまた」は、都内公立学校の80%に配備されている防犯用品です。ただし、さすまたはあくまで警察官が到着するまでの時間稼ぎとして使われるものであり、不審者を取り押さえるためのものではありません。また、相手を抑えるには力がいるため、1対1では難しかったり、女性では相手にならない可能性があったりします。そのため、さすまた以外の防犯用品も揃えておくと安心です。例えば相手の攻撃を確実にガードしつつスタンガンで一時的に行動不能にできる「防護盾型スタンガン」や、相手の顔面に噴射して行動不能にする「催涙スプレー」などがおすすめです。

保育園や小学校などで子どもたちを不審者から守るためにも、防犯対策は必須と言えます。いつ危険が訪れるか分からないからこそ、防犯用品の準備と定期的な防犯訓練の実施が必要です。

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