防犯のすゝめ

痴漢が国際語に?訪日客にも注意喚起

日本では、日常的な犯罪として横行している電車内での痴漢問題。痴漢自体は決して日本だけで起こっていることではないものの、外国人観光客が急増する昨今、欧米でも日本への渡航情報で痴漢への注意が呼びかけられるといった恥ずかしい事態となってしまいました。

英国やカナダでも日本への渡航情報で痴漢への注意を呼びかけ

イギリスやカナダでは、日本に観光で渡航する人が増えており、それに伴い日本の電車での痴漢に注意するようにとの呼びかけが出ているといいます。いずれも政府からの情報配信であり、その内容に’chikan’との単語が見える点も注目されています。もはや、痴漢は日本の不名誉な国際語となってしまいそうです。

フランスでも日本人女性による痴漢告発本が出版で大反響

日本の電車内での痴漢問題が話題になっているのは、英国やカナダだけではありません。フランスでは、日本人女性が出版した痴漢被害の体験談が大きな話題となったばかりです。タイトルはズバリ、「TCHIKAN」。フランスでも、日本の痴漢という言葉が広まってしまっているのでしょうか。

この本を執筆した女性は、中学生時代から6年間毎日、痴漢に遭い続けたといいます。このこと自体が諸外国では悲鳴が出そうな話ですが、都会で満員電車に乗って通学・通勤している日本人女性にしてみれば無言でうなずける話でもあるでしょう。

痴漢の定義は人それぞれで、女性の中にもさらっと体をなでる程度でしょうと思う人もいるでしょう。しかし、ほとんどレイプといってもいいくらいの痴漢被害に遭っている女性が多いのも事実です。痴漢告発本を執筆した女性も、一般の想像を超える痴漢被害に遭った1人。フランスでは、日本人男性が制服の女性に妄想を抱きやすく、さらに性被害体験を女性が公にするのが屈辱的で恥ずかしいことだと日本では思われているとのカルチャー誌の意見も出ています。

日本ではMe Too運動が後進、人気モデルも告発

ハリウッドで起こり始めた女性の性被害のMe Too運動は、日本では後進していました。それも日本の体質らしいとため息をついていた女性も多いかもしれませんが、その後日本ではセクハラ問題が明るみに出ることが急増。これをきっかけに、立ち上がる女性が増えてきています。

著名写真家のセクハラに遭ったことを元モデルの女性が告発したことをきっかけに、人気モデルがSNSで自分も過去の撮影でセクハラに遭ったと告白。この発言が韓国でも反響を呼び、注目されています。韓国ではセクハラ疑惑で有名人や政治家が次々に失脚しており、韓国が日本をリードするからついてきてとの声もあがっています。

痴漢とセクハラは厳密には異なる問題ですが、女性が体だけでなく心の傷を負わされるという点、人権を侵害されるという点では共通した部分があります。今後、日本でどのようにMe Too運動が発展していくのか注目ですが、少なくとも痴漢は早急になくなってほしい犯罪です。

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