自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットとは?
近年、安心した街づくりの一環として自治会や町内会で防犯カメラの設置を行うところもあります。ここでは、自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットについて解説します。 自治会・町内会は地域防犯の役割も担 …
結婚詐欺はいまも昔もあったものですが、愛情を逆手に取った冷酷かつ悪質で許しがたい犯罪の1つです。現代では、出会いの場が広がり、思わぬところで詐欺師に出会う可能性もあるため、一人ひとりがそのリスクを見破る目を持つことも大切になってきています。特に狙われやすい独身女性は出会いのきっかけやパートナーの言動を振り返り、相手が詐欺の加害者でないか冷静に判断することも必要です。
結婚詐欺に多いケースとしては、独身女性を男性が騙して、多額の金銭を奪い取るというものがあります。特に結婚を希望する年齢の女性を狙った犯罪が目立ち、犯人に対しては世間からも批判の声が上がっています。
広島県で起こったケースでは、30代後半の女性から約700万円以上をだまし取ったとして36歳の男性が逮捕されました。このケースでは男女は元同僚だったようですが、ネット関連の出会いサイトで被害女性と詐欺男性が出会うケースも増えています。
昨年大阪ではインターネットの合コンサイトで出会った女性医師から数千万円をだまし取った男性が逮捕されました。男性は自分も医師であるとだまして、一緒にクリニックを経営しようと持ち掛け、だましていたと言います。複数の女性が騙され、一人は籍を入れずに二人きりで結婚式まで上げていたそうです。
結婚詐欺の魔の手は、まだ新しいシステムである婚活サイトやアプリなどに迫っています。こうした出会いや恋愛、結婚のためのサイトやアプリは手軽に利用でき、いろいろな人とコミュニケーションを取れるため、人気が集まっています。インターネットは普通では出会えないような場所や職業の人とつながれるため、楽しいものですが、出会いが手軽になったことで犯罪までもが身近になってしまったのです。
こうしたサービスを安全に利用する場合には、だまそうとする人を見破る冷静な目が必要です。サイトなどで出会った場合には、頻繁にお金に困っている様子を見せてこないか、結婚をほのめかしているにも関わらず写真を一緒に取るのを避けたりしないか、など詐欺師にありがちな行為をチェックしてみましょう。また、いつまでも両親や友人に会わせないのも特徴です。
そして、最終的には頼まれてもお金を貸すのは断ることが大切になります。借金を断って離れていく場合には詐欺の疑いがありますし、愛情があれば他の金融機関などで借りるはずです。
インターネットのサイトやアプリも安全なものが増えていますが、自分の判断が最終的には自分を守ります。もしも不安がある場合には、出会いをネットのサービスには求めず、結婚相談所などの機関を利用する方が良いでしょう。