防犯のすゝめ

迷惑電話防止機能で詐欺対策に。購入のメリットと正しい選び方

迷惑電話防止機能が付いた電話機は詐欺対策に効果的です。自治体によっては助成金が支給されるので、導入を検討してみるのも良いでしょう。

今回は迷惑電話防止機能付き電話機を購入するメリットと選び方のコツをご紹介します。

尼崎市が詐欺対策の電話購入に助成金を支給

兵庫県尼崎市は、自動録音機能付き電話機の購入費用を一部負担すると発表しました。この取り組みは2022年7月1日から適用されます。市民が特殊詐欺の被害に遭うリスクを軽減させる目的です。

助成金の対象は尼崎市内に住む65歳以上の高齢者がいる世帯。自動録音機能付き電話機には最大12,000円が支給されます。また、外付け録音装置は最大6,000円が補助されます。事前申請は不要ですが、2022年4月以降に市内の家電量販店などで購入し、2023年1月末までにレシートや説明書等の資料とともに申請書を提出する必要があります。

尼崎市生活安全課の担当者は「オレオレ詐欺や悪徳セールスの防止に効果を期待しています。市民が安心して電話を使えるよう、自動録音機能付き電話機を普及させていきたい。」と話しています。

迷惑電話防止機能付き電話機のメリット

1つ目のメリットは「詐欺被害の防止」です。オレオレ詐欺や振り込め詐欺といった特殊詐欺は、あらゆる手口を用いて高齢者を騙そうと罠を仕掛けてきます。迷惑電話防止機能付き電話機は、電話に出る前に注意喚起のアナウンスが流れるため、相手へ事前に警告できます。また、会話の内容を録音できるので、被害にあったとき証拠として残せるのもメリットです。

2つ目は「悪徳セールスに対応しなくて済む」というメリットです。迷惑電話防止機能付き電話機は、電話がかかってきたときに相手の電話番号がわかるので、知らない番号が表示されたら無視できます。家族や知人の番号はあらかじめ登録しておき、それ以外からの電話には対応しないよう決めておくと安心です。

さらに、「自治体によっては補助金が支給される」のもおすすめポイントです。例えば、横須賀市では市内在住の70歳以上を対象に、5,000円を上限として購入金額の2分の1が補助されます。また大阪市では、65歳以上または障がい者の方が居住する世帯が対象で、1世帯につき上限10,000円以内として予算の範囲内で補助金が出ます。

おすすめの選び方

迷惑電話防止機能付き電話機には、さまざまな種類があるため、選ぶときのポイントを押さえて比較検討することが大切です。

ここでは簡単に4つのチェックポイントをご紹介します。

・液晶

高齢者の方でも見やすいように、大きな文字や漢字に対応した液晶画面を選ぶと良いでしょう。また、音声読み上げ機能もおすすめです。

・ナンバーディスプレイ

かかってきた相手の番号を確認できる機能です。さらに他の機能と連携すれば、着信履歴の保存、迷惑電話のブロック、非通知拒否などの機能も使えます。

・留守番電話

留守番電話の「最大何件まで登録できるか」「何分間録音できるか」を確認しましょう。50件以上かつ10分以上の機種がおすすめです。

・スマートフォン連動

スマートフォンと連携できる電話機であれば、通信料を抑えられます。スマートフォンで固定電話の回線を利用する仕組みのためです。また、留守番電話やファックスをスマートフォンで手軽に確認できるのもメリットです。

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