防犯のすゝめ

高校生の自転車盗難被害が深刻化。盗まれないための工夫とは?

全国各地で自転車の盗難事件が増えており、特に利用者の多い高校生がターゲットとなりやすい傾向に。自転車を盗難されないためには、購入後すぐの対策が必須です。

今回は自転車盗難を防ぐ方法やおすすめグッズ、自転車保険について解説します。

埼玉県で自転車の盗難被害が相次ぐ

埼玉県警の調べによると、2021年に埼玉県で発生した自転車盗難被害数は8563件でした。全体の犯罪数は4万166件であったため、自転車盗難事件が約2割も占めていたことになります。前年より減少してはいるものの、総数として見ると依然として深刻な状況です。

自転車盗難は、自転車通学する高校生の被害者が多い傾向にあります。また、最も狙われやすい場所は集合住宅の敷地内、次いで駐輪場や商業施設の敷地内です。被害にあった自転車の約6割は無施錠だったこともわかっています。

盗難事件を撲滅するため、警察は二重ロックの徹底や防犯登録など積極的に呼びかけています。2022年6月にはアイドルグループとコラボし、YouTubeチャンネルでの動画公開や街中のポスター貼りに取り組みました。 

盗難を防ぐおすすめの対策法とグッズ

自転車の盗難被害を防ぐため、以下の対策法を実施しておくことをおすすめします。

・自転車を購入したらすぐに防犯登録する

・防犯性の高い鍵を2つ以上付ける

・少しの時間でも離れる場合は施錠する

・住宅の敷地内や駐輪場でも施錠する

・照明や防犯カメラの付いた防犯性の高い駐輪場を利用する

・駐輪場ではワイヤ錠などで柱に固定する

また、盗難被害に有効なグッズを取り入れることも重要です。手軽に導入できるのは「鍵」。シリンダー式馬蹄錠・プレスキー・シリンダーキー・ディンプルキー・U字ロック・ジョイントワイヤー錠などがおすすめです。振動検知アラームやGPSトラッカーを利用すると、さらに防犯性が高まります。

自転車保険に入るのもおすすめ

盗難被害に備えるには「自転車盗難保険」への加入も検討しましょう。一般的な「自転車保険」は、自転車に乗っているときに発生した事故やケガを保証するものなので、盗難被害は保証対象外です。そのため、盗難被害に対しては、専門の保険に入る必要があります。

ただし、盗難保険に加入していても「鍵のかけ忘れ」は保証対象にならないケースがほとんどなので注意してください。保険に入っているといって安心せず、常に施錠を心がけるようにしましょう。

自転車盗難保険は保険会社・メーカー・販売店の3種類がありますが、「保険会社」は適用範囲が広いのでおすすめです。特にスポーツバイクを持っている方は保険会社を選ぶと良いでしょう。保険会社によって防犯登録が加入条件となる場合もありますので、あらかじめ防犯登録は済ませておくと手続きがスムーズになります。

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