防犯のすゝめ

2度目の10万円給付金をかたる詐欺事件が発生。被害にあわないよう気を付けるべきことは?

「2回目のコロナ給付金を支給する」という嘘をつき、金銭を騙し取る詐欺が発生しています。お金をはじめ、さまざまなものが盗まれるフィッシング詐欺には警戒しておくべきです。

今回はフィッシング詐欺サイトの特徴や具体的な被害内容について紹介します。

10万円給付金を偽り個人情報を盗むフィッシング詐欺

フィッシング対策協議会は「2回目の特別定額給付金」を偽るフィッシング詐欺が発生していることを明らかにしました。手口に使われるメールや特設サイトは本物そっくりに作られており、「専門家でも見分けるのが困難であるため、一般利用者は気を付けてほしい」と注意喚起を呼びかけています。

偽メールは件名に「[お知らせ] 二回目特別定額給付金の特設サイトを開設しました」となど特別給付金や特設サイトをアナウンスする内容で書かれています。本文には偽サイトへ誘導するURLが記載されており、「https://soumui.●●●●.com/」というアドレスには要注意です。2回目の10万円給付金を受け取るにはURLをクリックし個人情報や振込先を入力するよう要求してきます。

また偽サイトもかなり巧妙な作りとなっており、一般人では本物のマイナポータルサイトと区別するのが難しいほど。サイト内では氏名、住所、生年月日、免許証の写し、クレジットカード番号、認証コード、インターネットバンキングの画面などありとあらゆる個人情報を求められますが、絶対に入力してはいけません。

詐欺の可能性が高いサイトの特徴

フィッシング詐欺に使われる偽サイトはいつくかの特徴があります。あらかじめ理解しておけば詐欺被害を防ぐことが可能なため、必ず確認しておきましょう。

偽サイトかどうか判断する基準は「サイトのURL」です。今回のコロナ給付金を例に取ると、以下のアドレスは偽物であることが分かっています。
https://soumui.●●●●.com/
https://soumui.●●●●.net/
https://soumui.●●●●.shop/
https://soumu.●●●●.jp/
https://soumu.go.jp.●●●●.com/
https://soumu.go.●●●●.com/
https://soumu.go.●●●●.shop/
https://ousumi.●●●●.shop/
http://www.saumna.go-jp.●●●●.com/

これ以外にも、特殊文字や英数字が羅列されたもの、数字のみで構成されたものは、危険なアドレスである場合が多いです。総務省の正規アドレスは「https://www.soumu.go.jp」、マイナポータルは「https://myna.go.jp」となっていますので、これ以外はクリックしないようにしてください。

フィッシング詐欺で考えられる被害内容

フィッシング詐欺で起こる代表的な被害を2つ紹介します。

1つ目は銀行口座から預金を抜き取られるケース。偽メールや偽サイトで口座番号やインターネットバンキングのID情報を入力させ、本人になりすまして詐欺グループの口座へ振込を行います。不正送金の被害は2013年から現在まで増加し続けているという現状です。

2つ目はクレジットカードで勝手に買い物されるケース。フィッシングサイトでクレジットカード番号や暗証番号、セキュリティ番号を誤って入力してしまうと、知らない間に高額商品を買わされている場合があります。利用明細を細かくチェックする人は意外と少ないため、被害にあっていることに気づきにくいという特徴があります。

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