自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットとは?
近年、安心した街づくりの一環として自治会や町内会で防犯カメラの設置を行うところもあります。ここでは、自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットについて解説します。 自治会・町内会は地域防犯の役割も担 …
コロナウイルス感染防止に役立つ新しい防犯カメラがリリースされました。AI搭載の最新機能が備わっており、ソーシャルディスタンスを保つ効果があるとのこと。
今回は最新防犯カメラの特徴や導入例を紹介し、3密を防ぐための注意点について詳しく解説していきます。
防犯カメラを開発・製造・販売するアースアイズ株式会社は、日商エレクトロニクスと業務提携しAI機能を搭載した新型防犯カメラ「ソーシャルディスタンスカメラ」をリリースしました。コロナ禍での3密防止に効果を期待できることから、経済産業省が推進する「IT導入補助金2020」のIT導入支援事業者に指定されたことでも話題となっています。
ソーシャルディスタンスカメラは、AI機能によって映し出された映像の混雑レベルを分析できるのが大きな特徴。カメラ上で目標までの距離を測るというアースアイズ独自の特許技術を応用し、人と人との距離を保ちながら安心して過ごせる環境を作り出すことに成功しました。スマートフォンやパソコン上でタイムリーに混雑状況を確認することができるため、店舗側は入場制限といった3密の防止対策を取ることが可能となります。AI処理によって個人を特定することも防げるためプライバシー保護の面でも安心。また人数カウントカメラなどと連携させることで、混雑時間をあらかじめ予測することもできるのだそう。店のオーナーはもちろん来店客も混雑状況をスマホで確認できるため、人との接触を避けて来店するのに役立てることができます。
ソーシャルディスタンスカメラは商業施設やコンビニ、テーマパークといったあらゆる場所で有効活用できることができるため今後の活躍に期待が高まっています。
ソーシャルディスタンスカメラのリリース後、実際にいろいろな施設で導入が始まっています。
大阪市にある日本一高いビル「あべのハルカス」では昨年7月に稼働をスタートさせました。コロナウイルス感染対策として展望台に数台設置。西日本での導入は過去初めてとなります。ソーシャルディスタンスカメラのおかげで展望台内の混雑状況を可視化することができ、夏の旅行シーズンや週末のお出かけによる密集を避けることができたとのこと。カメラを設置することで混雑する場所の確認・回避だけでなく、来場者の安心にもつながる効果があります。あべのハルカスの責任者は、「今後も万全のコロナ対策を取り安心してお客様に足を運んでほしい」と話しています。
また日本郵政が運営する「かんぽの宿」でもホテル業界初の導入が開始されました。ロビー、レストラン、大浴場など人が多く集まるような場所に設置し、宿泊者が安心してホテルステイを満喫できるよう期待されています。
コロナウイルス感染防止のためには一人一人の意識が非常に大切です。マスクの着用や手指消毒に加え、3密(密閉・密集・密接)を避けなければなりません。
密閉しないよう定期的に部屋を換気しましょう。部屋の広さは空気感染のリスクに関係ありませんので、たとえ広い場所であっても換気する必要があります。2方向の窓を数分程度、1時間に2回以上空けるのが目安です。扇風機やサーキュレーターを使えばより効果的に空気を循環することができます。
密集を防ぐには人との距離を保つことが1番です。最低2m以上は間隔をあけ、列に並ぶ際は前の人と近づきすぎないようにします。一つ飛ばしで座る、エレベーターはなるべく使わない、テレワークを積極的に行うなどちょっとした心がけで密集を避けることができます。
密接した会話や発声にも気を付けてください。5分程度の会話でも約3000個の飛沫が起こることが研究結果で明らかなっています。人と会話する時は必ずマスクを着用し、十分な距離を保つようにしましょう。大勢での飲食も避けるべきです。