便利なスマートホームは防犯対策にも使えるって本当?
スマートホームといえば暮らしを便利にするものというイメージが強いですが、最近は防犯対策に活用する方も増えてきています。そこで今回は、そもそもスマートホームとは何か、防犯対策への活用事例や導入のメリット …
コロナ禍でQRコード決済サービスが普及し、それに伴い新しい詐欺も増加しています。今後も被害が拡大していくことが予想されるため、今のうちに学んでおきましょう。
今回はQRコードに関する詐欺の事例やFinTechの概要を詳しく解説します。
コロナ禍で他人との接触を避けたいという人が増えたことにより、QRコード決済が広く普及しています。しかし、この普及を逆手に、新しい詐欺が登場していることも確認されました。このような詐欺被害は日本だけでなく、世界中で起こっており、今後も被害者の増加が予想されています。
テキサス州オースティン警察の調べによると、2021年の年末ごろから、複数の駐車場で偽QRコードからお金を騙し取られた事件が複数報告されています。料金支払い用のQRコードの上に偽物のステッカーが貼り付けられており、気付かずに読み込んだ利用者から不正業者へ駐車場代金が渡ってしまったとのこと。
また、郵便物などに偽のQRコードを貼り付けて騙そうとする手口も確認されています。読み取ってしまうと、フィッシングサイトに誘導されたり、悪質なアプリをダウンロードさせたりする、といった被害が起きてしまいます。アメリカのFBIは「QRコードを読み取る際は、後ろに本物のQRコードがないか確認するようにすべきだ」と話しています。
FinTechのサービスの1つとして広まる兆しを見せているのが、QRコードを使った決済サービスです。店舗等で商品を購入する際、店ごとに用意されたQRコードをスマホで読み取り処理を行うと代金を支払うことができるというサービス。中国などが先行し、最近は国内でも広く利用されています。
非常に便利なサービスですが、中国では印刷されたQRコードを別のものにすり替え、代金を横取りする詐欺が多く発生しています。このような詐欺を「ステッカー詐欺」と呼び、日本国内でも徐々に発生しています。
QRコード決済詐欺が増加している理由の1つに、誰でも簡単にQRコードを作成できるという点が挙げられます。偽のQRコードを正しいQRコードの上に貼り付け、後はターゲットにコードを読み取ってもらうだけでお金を騙し取ることができます。便利なQRコード決済ですが、容易に支払いが完了する分、詐欺被害にあわないよう注意が必要です。
FinTechとは、FinanceとTechnologyを組み合わせた造語で、ITを活用して金融サービスを実現する取り組みのことを指します。
具体的なFinTechのサービスとしては、収入と支出・現預金などをスマホのアプリを使って素早く把握できるサービスや、スマホで手軽に決済できるサービスなどがその代表例として挙げられます。その他、仮想通貨や投資・資産運用・ロボアドバイザー、クラウドファンディング、ソーシャルレンディングなどその分野は多岐に渡ります。
FinTechに使用されているテクノロジーとしては、ブロックチェーン、IoT、AI (人工知能)、API、生体認証などがあります。利用者目線で「早い・安い・便利」を実現する画期的な動きであるため、今後はより普及していくことが考えられます。