防犯のすゝめ

SNSで闇バイトの募集が増加中。未成年者や若者を襲う闇バイトの基本を要チェック!

闇バイトに巻き込まれる未成年者や若者が増加しています。もしかしたらSNSで流れてくる広告に闇バイトの募集が混入しているかもしれません。

今回は注意すべき闇バイトの特徴や種類について詳しく解説します。


閣僚会議で闇バイト対策の強化を決定

2023年3月、岸田総理主宰の犯罪対策閣僚会議が開かれ、闇バイトの対策を強化する方針が決定しました。近年急激に増加している事態を受け、政府全体で取り組むべき課題と判断したとのことです。

全国各地では闇バイトに絡む強盗事件が相次ぎ、2021年以降から約50件もの被害が報告されています。闇バイト強盗の実行役となるのは、10代~20代の若者がほとんどです。広島県では、貴金属買取店に宅配業者を装って侵入した若者が2名逮捕される事件が報告されました。その他、暴力をふるう凶悪な強盗事件も多発しており、事態の深刻さが世間を騒がせています。

闇バイト撲滅のため、警察の取り締まりに加え、闇バイト募集の投稿削除や若者への啓発活動などが対策案として挙げられています。また、資産情報の流出も懸念されており、個人情報保護の対策についても話し合われる見通しです。


SNSで募集される闇バイトとは?

闇バイトとは、高額報酬と引き換えに犯罪行為を行うアルバイトのことをいいます。求人広告に掲載できないため、SNSやインターネット上で募集をかけるのが一般的です。

お金がない、稼ぎたいといった若者が狙われやすく「簡単にできる」「楽に高収入」などと甘い誘い文句で勧誘してきます。違法であることを隠すケースがほとんどなので、知らない間に犯罪者になっていたというのが闇バイトの恐ろしい点です。さらに、一度手を出すとなかなか抜けられない可能性もあります。

闇バイトにはさまざまな種類がありますが、代表的なものはオレオレ詐欺、名義貸し、出会い系のサクラ、売春、違法薬物の運び屋、などです。最近ではパパ活なども注意喚起されています。


特に注意すべき闇バイト3選

犯罪行為にあたる闇バイトのなかでも、特に注意しておきたいものを3つ紹介します。

・受け子、出し子

特殊詐欺において、ターゲットからお金を取る仕事のことです。犯罪に加担するため罪に問われる可能性があります。1回の報酬金額が高いのは、特殊詐欺被害の金額が大きいことと関連しています。

・運び屋

運ぶものによっては犯罪行為にあたります。詐欺で騙し取った金銭、違法ドラッグなどは犯罪になることがほとんどです。ただ運ばされているだけ、と安易に考えてはいけません。

・出会い系サイトのサクラ

出会い系のサクラとは、インターネット上で相手とやり取りをし、相手に有料のポイントを支払わせる仕事のことです。やり取りの内容によっては詐欺罪にあたる可能性があります。サクラという名前を出さず、メールスタッフやチャットオペレーターという名称で募集されることにも注意しましょう。

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