防犯のすゝめ

警察や防犯団体が取り組む詐欺撲滅運動。それでも詐欺はなくならない

詐欺師は非常に狡猾で、次から次への新しい手口を生み出します。ちょっとでも油断していれば、いとも簡単に騙されてしまうでしょう。
今回は全国各地で実施されている詐欺撲滅運動を紹介するとともに、詐欺の被害状況や自分の身を守る方法について解説します。

各地で実施される詐欺撲滅運動

6月8日、山梨県警と地元の金融機関などで組織される防犯団体が協力し、電話詐欺に十分警戒するよう促すハガキを作成しました。この活動は毎年取り組まれているものであり、不審電話が多数報告されている地域に届けられます。このハガキには、これまで確認されている詐欺の手口だけでなく、昨今の新型コロナウイルスに便乗した詐欺についても紹介されています。なお、今年は県内の1,400世帯に向けてハガキが送られました。警察は、万が一不審な電話がかかってきた時はすぐに通報するよう注意を呼びかけています。
また、富山県警も新型コロナウイルスに便乗した詐欺被害を防ぐべく、YouTubeやケーブルテレビで詐欺手口を解説する動画を配信しました。動画には市役所の役員を名乗る犯人役と被害者役が登場しており、キャッシュカードを騙し取る手口を紹介しています。動画の再生時間は約10分。作成には警察だけでなく、地元の防犯団体も協力しています。

昨年の詐欺被害状況

2019年における特殊詐欺の被害総額は約301.5億円となっており、前年比-21.3%となりました。また、認知件数は約1.7万件で前年比-5.6%。被害総額、認知件数ともに減少しているものの、未だに高い水準を保っており油断はできない状況といえます。
全体的に被害件数が減る傾向にある中で、数年前に比べて急激に増加している「キャッシュカード手交型」と呼ばれる手口があります。これは犯人が警察や市役所の職員を騙り「キャッシュカードが悪用されている」などと接触しカードを奪い取るもの。2019年は2018年に比べてわずかに減少しましたが、この手口による詐欺は今後もしばらく多発するものとみられます。

詐欺被害を防止する方法

詐欺に騙されてしまう人は「まさか自分が騙されることはないだろう」と考えているものです。騙されないと思っているからこそ、いざ被害に遭っても被害に遭ったことそのものに気づきにくく、警察の捜査も遅れてしまいます。
詐欺の手口は非常に巧妙なものであり、普段から十分気を付けている人でも騙されてしまうこともあるほどです。自分だけは大丈夫と慢心せず、積極的に詐欺の情報を集め、万全の対策を整えておきましょう。

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