防犯のすゝめ

高齢者が民家に押し入り逮捕!深刻化する社会問題をどう解決する?

民家に押し入ってお金を盗んだと聞いて、お年寄りを想像する人は少ないのではないかと思います。しかし高齢者だからといって犯罪に手を染めないわけではありません。今回ご紹介するのは高齢者が起こしてしまったとある事件。高齢者が起こす犯罪には一体どのような背景があるのでしょうか?

80代の男性が民家に押し入り逮捕

7月9日、鹿児島県鹿児島市の民家に80代の男性が金を盗むため侵入し逮捕されました。犯行時刻は午前3時頃。異変に気づいた住民が犯人を発見し、犯人を取り押さえたといいます。取り押さえる際に住民は犯人からの抵抗を受け打撲などの軽傷を負いました。その後現場に警察官が駆けつけ、強盗致傷の疑いで逮捕。犯人は容疑を認めており、金を盗む目的で侵入したと供述しています。この報道を受け世論では「まさか高齢者になってまで犯罪に手を染めてしまうなんて驚き」といった声が上がる一方で、「年金制度が崩壊していることも原因だろう。今以上に高齢化が進めばさらに似たような犯罪が増えていくのでは」といった声も上がっています。

高齢者の犯罪が増える原因

法務省が公表している犯罪白書によると高齢者の犯罪は大半が窃盗であるとのこと。その点に注目しデータを分析した結果、短期間で反抗を繰り返すという特徴が見つかったとして、再犯防止策が満足に機能していないと警告しています。2017年のデータを見ると、新たに刑事施設に入った受刑者は11年連続で減少しているものの、高齢の受刑者は増加傾向。万引きで捕まった高齢者の動機は大半が節約だったといいます。経済的な問題を抱えているからといって犯罪を正当化する理由にはなりませんが、すべて本人たちの責任と考えていてはこれからも高齢の犯罪者は増えていく一方でしょう。政府や自治体は罪を犯してしまった人たちへ適切な指導や支援を受けさせる仕組みを整えていかなければなりません。

身近な人を犯罪者にしないために

先ほど万引きで捕まった高齢者の動機は大半が節約だったと説明しましたが、それ以外にも認知症で善悪の判断がつかなくなっていた、疎外感や孤独感を紛らわすためだったという場合もあります。このような動機であれば家族のサポートがあれば未然に防ぐこともできたでしょう。高齢者の犯罪を防ぐためには彼らを社会的に孤立させないことが重要です。たとえ前科がある人でも、本人に反省の色があるのであれば優しく見守っていく姿勢も必要だといえるかもしれません。

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