AI搭載防犯カメラも登場!一般的な防犯カメラとの違いは?
防犯カメラは、安心・安全な環境を作るために欠かせない存在です。しかし、防犯カメラを設置していても事件や事故が起きることは少なくありません。そこで注目したいのが、AI搭載防犯カメラです。 AI搭載防犯カ …
海外では当たり前のように発生している自動車の盗難が、日本でも日常的に発生するようになりました。年間1万6千台もの被害が報告される自動車盗難は、高級車ばかりが狙われるわけではありません。今、EV車が狙われていることをご存じでしょうか。
2003年には6万件を超えていた自動車の盗難被害は、2014年までには1万6千件ほどに減少しました。ただし、まだまだ安全とは言えない水準です。日本人が自動車盗難への危機意識が低いことを狙い、不正輸出を目的に自動車盗難を続ける窃盗団の存在が問題視されています。
日本損害保険協会の調査によると、2014年11月の車両盗難ワースト1位はプリウスであることが判明しました。それまで7年連続でワースト1位だったハイエースは、2位に移っています。
金目のものが入っていると疑われるハイエースより、プリウスは静かな走行なので盗みやすいことが原因です。運転手がちょっと買い物で目を離したスキに盗まれてしまいます。たとえば、コンビニやスーパーへ行くとき、エンジンを掛けっぱなしにするのはもってのほかなりません。必ずエンジンを停止して鍵を掛けましょう。
多くの自動車の盗難被害はイモビライザーで防げます。イモビライザーは正規の鍵以外で自動車のエンジンがかからない仕組みです。自動車にイモビライザーを搭載した場合、鍵にはイモビチップが埋め込まれます。自動車のエンジンと鍵のイモビチップにIDコードを書き込み、両者を照合して初めてエンジンがかかるのです。
イモビライザーの付いた自動車は、他人が自動車の合鍵を作ったり、配線直結によって自動車を盗もうとしたりしたときでも被害を防げます。レッカー車で持ち運ばない限り、イモビライザー搭載の自動車を盗むことはまずできません。これによって、自動車の乗り逃げが大幅に減少するのです。
ただし、イモビライザーキーを紛失すると大変なことになります。通常の開錠では対応できず、自動車を運転できないトラブルに巻き込まれることも少なくありません。盗難が多いEV車に搭載されているか、事前に確認しましょう。
プリウスは人気が高い自動車です。走行時も静かで快適ですが、この点がアダとなって窃盗団から盗みやすい自動車とみなされています。イモビライザーの搭載をはじめ、さまざまな方法で盗難を防ぐことは可能です。万が一のことを考え、自動車のセキュリティ強化を心がけましょう。