自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットとは?
近年、安心した街づくりの一環として自治会や町内会で防犯カメラの設置を行うところもあります。ここでは、自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットについて解説します。 自治会・町内会は地域防犯の役割も担 …
テレビを見ているとたびたび車上荒らしのニュースを見かけることがありますよね。このような状況の中、ロックをせず車を離れる方はさすがにいないだろうと思います。とはいえ、最近はロックをかけていても安心することはできません。なぜならリレーアタックという新しい手口が登場しているからです。リレーアタックとはどのような手口なのか、どうすればリレーアタックの被害を防げるのかについて解説します。
今やほとんどの車はスマートキーのボタン1つで車のロックを開閉できますよね。便利になったことは喜ばしいのですが、リレーアタックはこの仕組みを悪用する手口。説明のため、まずはスマートキーの仕組みについて説明します。スマートキーのボタンを押すと微弱な電波が発信され、車はこの電波を受け取ることによってロックを開閉します。電波には暗号化技術が使われているため、当然ながら車は特定のスマートキーにしか反応しません。
ではリレーアタックとはどのような手口なのか?簡単に説明するとスマートキーの発信する電波を盗み、これを利用してロックを解除するというもの。例えばスマートキーを持った人が車にロックをかけ、スーパー等へ買い物に行ったとします。犯行グループの1人はスマートキーを持った人に近づき、キーから常時少しだけ発信されている電波を盗みます。この電波を離れた場所にいるもう1人の元へ出力を増幅して飛ばし、これを利用して車のロックを解除するという流れ。車種によってはエンジンもかかってしまうため、車内に置いてあるものどころか車そのものまでわずかな時間であっという間に盗まれてしまうのです。
リレーアタックはすでに海外でよく知られている手口となっていますが、日本で知っている人はまだ少数派でしょう。しかし2018年9月、ついに大阪でリレーアタックを用いた事件が発生しました。しかも事件は1件だけでなく、大阪府各地で複数の被害が確認されています。今後は全国でも同様の事件が発生するかもしれません。
先ほども説明したように、スマートキーからは常に微弱な電波が出ています。盗まれたとしても人間がこれを知覚することはできません。では私たちはどのように対策をすれば良いのか?現状でできる唯一の対策はスマートキーから電波が漏れないようにすること。リレーアタック対策用の電波遮断ポーチはすでにたくさん販売されています。値段も安いものであれば数百円と手の届かない金額ではありません。カー用品専門のショップはもちろん、大手通販サイト等でも販売されているのでこの機会にぜひ購入してみてはいかがでしょうか。