防犯のすゝめ

JA職員が詐欺被害を防止!各団体の取り組みにも目を向けてみよう

高齢者を騙し、生活費を巻き上げていく特殊詐欺事件。ニュースで取り上げられるたびに誰も被害に遭わないよう気を引き締めるかと思いますが、いまだに詐欺被害がなくなる気配はありません。そんな中、JA大阪の職員が詐欺被害を未然に防いだとしてニュースになりました。今回はこの一件について詳しく紹介するほか、警察や防犯ボランティア団体の取り組みについてご紹介します。

JA職員が詐欺を防ぐ

4月4日、特殊詐欺の被害を未然に防いだとして感謝状を贈られたのはJA大阪の職員。大阪府警の発表によると、職員は営業のために80代女性のお客さんを訪問している最中、電話中の女性の様子を見て何やら怪しいと判断。すぐに電話を切るように支持した上、その後警察官を名乗る人物からの電話に対応し、詐欺を未然に防ぐことに貢献しました。感謝状をもらった職員によると、被害を防ぐことができたのは府県の防犯メールで詐欺の手口を知っていたから、とのこと。

詐欺を防ぐ警察の取り組み

もちろん警察も繰り返される詐欺事件を黙って見ているわけではありません。そもそも先ほどの事件も警察の発信する防犯メールがあったおかげで防ぐことができたともいえるでしょう。他にも警察庁の公式サイトでは詐欺被害に遭わないための注意点を紹介したり、防犯機能付きの電話の利用をすすめるなどの情報発信を行っています。もしあなたが誰かから電話がかかってきて、「これは詐欺かもしれない」と少しでも感じたら「#9110」へ電話をかけましょう。これは犯罪を未然に防ぐ、生活の安全を守るための相談窓口。架空請求などで困っているということであれば国民生活センターに相談するのも良いでしょう。連絡先は局番なしの「188」または「0570-064-370」です。

防犯ボランティア団体の取り組み

地域のボランティア団体も、詐欺はもちろんその他の犯罪を防ぐための取り組みを行っています。例えば防犯キャンペーンや呼びかけ、防犯対策に関する資料の配布や地域の防犯パトロールなど。自分で自分の身を守ることも重要ですが、こうした団体の活動に目を向けてみるのも良いでしょう。いざという時に頼れる人がいれば動揺をあまり感じずに済みます。また余裕があれば防犯ボランティアに自ら参加してみるのもおすすめです。周りの人を詐欺から守れるだけでなく、自らの防犯意識を高めることにもつながるはず。良かったら身近にどのような防犯ボランティア団体があるのか調べてみてはいかがでしょうか。

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