自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットとは?
近年、安心した街づくりの一環として自治会や町内会で防犯カメラの設置を行うところもあります。ここでは、自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットについて解説します。 自治会・町内会は地域防犯の役割も担 …
子どもは大人よりも圧倒的に力が弱く、さまざまな犯罪のターゲットになりやすい存在です。数ある犯罪の中でも今回取り上げるのは性犯罪について。つい最近実際に起きた事件を紹介するとともに、小さな子どもは誰から狙われているのか、万が一子どもが被害に遭った時にはどうすればいいかなどについて解説します。
10月7日、神奈川県警は柔道整復師の40代男性を逮捕しました。男性にかけられた容疑は強制わいせつ。小学生の女子児童の下半身を触ったとみられています。
この事件が起きたのは2018年の12月3日。容疑者は自身が経営する整骨院で女子児童に対し施術を行っていましたが、その施術の中でわいせつな行為に及んだのだそう。犯行を行っていた時、店内にこの2人の他に人はおらず、女子児童は家に帰ってから母親にこの被害について報告。事態を把握した母親が警察に相談したことで事件が発覚しました。警察は事件について調べるとともに、余罪がないかについても捜査すると発表しています。
性暴力の被害に遭った人の過半数は18歳未満であり、そのほとんどは顔見知りの関係にある人からの犯行だというデータがあります。このデータは性暴力被害者支援センター「りんどうハートながの」という団体が提供したもの。同団体の職員は、顔見知りの人物が相手だと被害を訴えにくい状況になりやすく、相談すらできずに泣き寝入りしている人も相当数いるのではないかと分析しています。被害を相談してくれた方の中にも被害に遭ってからある程度時間が経過している人がおり、相談するべきかどうか悩んでいたことがうかがえるといいます。
まずは子どもの話をよく聞き、聞いたことをメモに残しておきましょう。可能であればスマホなどで録音することをおすすめします。聞き取ったメモや音声は警察に届ける時に持っていってください。ただし子どもが話したがらない時に無理やり聞き出そうとしてはいけません。しっかりと情報を集めようとする気持ちは分かりますが、それが子どもの心の傷を広げてしまうこともあります。
また、顔見知りの人が相手だと警察へ相談することをためらってしまうこともあるでしょう。しかし被害を訴えないことで再び被害に遭ってしまうことも少なくありません。これ以上子どもを傷つけられないためにも、決して泣き寝入りはしないでください。