自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットとは?
近年、安心した街づくりの一環として自治会や町内会で防犯カメラの設置を行うところもあります。ここでは、自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットについて解説します。 自治会・町内会は地域防犯の役割も担 …
テレビのニュースになることは少ないひったくり事件ですが、事件そのものが少ないわけではありません。2018年に発生したひったくり事件は262件。2014年の823件から比べれば減少傾向にあるものの、自分が被害に遭う可能性を考えれば他人事と考えるのは危険です。
そこで今回は実際に近頃発生しているひったくり事件を紹介し、ひったくりから身を守るためにはどうすればいいのかについても解説します。
12月2日、青森県にて60代女性のバッグをひったくったとして高校生が2人逮捕されました。逮捕された高校生はどちらも全国で強豪校として知られているアイスホッケー部に所属しており、2人は先輩と後輩という関係でした。
高校生ですらこのような事件を起こしてしまうのですから、全国で起きているひったくり事件は数えだせばキリがありません。12月17日には被害累計100万円以上にもなるひったくり犯が京都府で逮捕されていますし、12月16日には兵庫県でもひったくり犯が逮捕されました。中には被害者が抵抗をしたところ軽傷を負い、強盗致傷事件として捜査されている事件もあります。なんとか手荷物を守れたとしても怪我をしてしまっては一大事。私たちが平和に暮らすために求められるのは、そもそもひったくり犯からターゲットにされないことだといえるでしょう。
警察が公開している情報によると、ひったくり被害に遭う人のおよそ7割が車道側にバッグ等を持っていたとのこと。車道側にバッグを持っていると、バイクや自転車に乗っている犯人から荷物を奪われやすくなってしまうのです。また自転車に乗っている時にひったくられた事件では、ほとんどの人が自転車前のカゴに荷物を載せていました。
以上のデータから分かる通り、ひったくり犯は明らかに狙いやすそうな荷物を狙っています。できるだけひったくり犯から狙われないためには車道からはできるだけ離れ、すれ違いざまに奪いにくい位置に荷物を持つことが重要です。自転車の場合はカゴにかぶせるひったくり防止カバーが販売されているので、これを利用するのもおすすめです。
女性の場合は特に財布や封筒など現金をカバンに入れておくことが多いため、ひったくり犯にとっては格好のターゲットとなります。中にはATMコーナーでターゲットを待ち伏せし、お金を引き出した直後を狙うケースも少なくありません。ATMを利用する時は必ず周囲を確認し、不審な人物がいたら別のATMコーナーを探しましょう。遠くから尾行しているケースもあるため、帰宅するまでは決して油断できません。