自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットとは?
近年、安心した街づくりの一環として自治会や町内会で防犯カメラの設置を行うところもあります。ここでは、自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットについて解説します。 自治会・町内会は地域防犯の役割も担 …
無差別殺傷事件が起きていることは知っていても、まさか自分が巻き込まれることはないだろう……なんて思っていませんか?たしかに交通事故の死亡数などと比べれば被害に遭う可能性は小さいものの、その可能性は決してゼロではありません。万が一通り魔に遭遇したらどうすればいいか、頭の中でシミュレーションしておくだけでも被害に遭う確率は減らせます。そこで今回は実際に起きた無差別殺傷事件や、通り魔に遭遇した時の自衛策について紹介します。
2018年の6月、東海道新幹線の車内で殺人事件が発生しました。逮捕されたのは20代の男性。犯人は車内で女性客に刃物で切りかかり、それを止めに入った30代の男性が死亡しています。2019年11月28日にこの事件の裁判の初公判が開かれ、犯人の口から驚くような証言が飛び出しました。犯人は女性に恨みがあったわけではなく、とにかく刑務所に一生入っていられるような犯罪に手を染めようと思ったとのこと。有期刑になって出所すればまた犯行を繰り返すとも供述しており、無期懲役の判決が言い渡された際には両手をあげて万歳三唱したといいます。
無差別殺傷事件というと、2008年に起きた秋葉原通り魔事件を連想する方も多いと思います。しかし無差別殺傷事件は決して珍しいことではなくなっているのです。例えば2016年には2件、2008年には3件。それ以外の年でも通常では考えられないような無差別殺傷事件は何度も起きており、いつ誰が被害に遭ってしまうか分かりません。いくら日本は治安が良い国といえど、無警戒で街中を歩くのは危なくなってきていると考えておくべきでしょう。中には銃を持ち出している犯人もいるなど、気が狂った人物は犯行のためにどんな用意をしているか分かりません。不用意に犯行を止めようとすれば自分が被害者になってしまうこともあるのです。
無差別殺傷事件を起こす犯人は、そもそも自分がどうなろうと知ったことではないと考えている場合が大半です。文字通り命知らずである上に、特にターゲットも決めず近くにいる人へ手当たり次第に襲いかかるため、自衛策を取るのはなかなか難しいと言えるでしょう。では、もしこうした通り魔に遭遇した時はどうすればいいのか?基本的な考え方は山の中でクマに遭った時と同じです。自暴自棄になった通り魔は逃げる人を追いかけることが多いため、視界に通り魔を捉えながら背中を見せず、後ろに下がりながら建物内など安全な場所へ避難しましょう。