防犯のすゝめ

休校でSNSの利用時間が増え、子供が犯罪に巻き込まれやすい状況に

新型コロナウイルスの感染拡大による影響は未だ収束する気配がなく、人々の生活をこれまでにないほど激変させています。仕事をする大人への影響ももちろんですが、学校が休校となり、子供たちが家に閉じこもりがちになっていることも見過ごせない問題です。
今回紹介するのはインターネット上で子供たちを狙う犯罪についてです。パソコンやスマホを利用する時間が長くなっている今、改めてSNSに潜むリスクを確認しておきましょう。

休校により子供のSNS利用時間が増加

新型コロナウイルスの流行に伴い、政府は3月2日から、全国の小中学校に臨時休校を要請しました。外出自粛が呼びかけられていることもあり、子供たちは外で遊ぶことができず、パソコンやスマホを使う時間が長くなっています。
インターネットは友人との連絡や授業の課題に使えるなどのメリットがありますが、同時に犯罪に巻き込まれるリスクもあります。特に気軽に見知らぬ他者と接触できるSNSはこれまでも子供が犯罪に巻き込まれたケースが多々あり、休校によりさらなる被害の増加が懸念されます。
外に出られないストレスは判断力を低下させるため、普段ならおかしいと気づくはずの犯罪でも気づかない恐れがあります。家にいるからといって油断せず、いつも以上に子供の様子を注意深く見守らなくてはいけないといえるでしょう。

これまでに発生したSNS関連の事件

2019年11月、大阪府の小学校に通う女児が連れ去られ、栃木県で保護されたという事件がありました。捜査関係者の話によると、容疑者と被害者の接点となったのは人気のスマホゲーム。容疑者はゲーム内のボイスチャットで女児に接触し、TwitterなどのSNSに誘導して誘拐に及んだといいます。
警察庁の発表によると、SNS犯罪の被害に巻き込まれた児童の数は直近の5年間で26.8%も増加したとのこと。小さな子供でもスマートフォンを持つようになった現在、子供が事件に巻き込まれる可能性はますます上がっています。

子供をSNSの被害から守るには

まずは子供とスマートフォンやSNSの利用方法について、じっくり話し合うことが重要です。一方的に親の意見を押し付けるのではなく、子供の意見も聞きながら利用時間とルールを決めましょう。特にルールに盛り込んでおきたいのは個人情報の扱いです。ネットだけの知り合いとは仲が良いからといって油断してはいけません。年齢や身分を偽り、悪意を持って接触している可能性もあることを言い聞かせてください。

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