自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットとは?
近年、安心した街づくりの一環として自治会や町内会で防犯カメラの設置を行うところもあります。ここでは、自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットについて解説します。 自治会・町内会は地域防犯の役割も担 …
さまざまな大手企業が参入しているキャッシュレス決済サービス。ポイントが付く、支払いが便利になるといったメリットがある一方、これを利用した犯罪も多発しています。
今回はスマホ決済の不正利用に関したニュースを紹介するとともに、被害を防ぐため心がけたいことについて説明します。
10月13日までに、千葉県警はスマホ決済サービスを悪用した詐欺の疑いで20代のベトナム国籍の男性を逮捕していたことを明かしました。警察の調べによると、犯人はSNS上でスマートフォンを代理購入してもらうよう呼びかけ、スマホ決済のアプリをダウンロードさせてスマートフォンを入手。その後、犯人は購入してもらった人物になりすましてタバコを購入し、現金に換金していたものとみられています。逮捕当時、犯人は120台ものスマホを所持していたとのことで、およそ300万円の金銭を騙し取ろうとしていたようです。たまたまタバコを大量に購入しようとしていた犯人を見つけた警察が職務質問を行い、事件が発覚しました。
また、別のスマホ決済サービスで行われた新規登録者キャンペーンのポイントを不正に現金化したとして、40代の男性らが逮捕された事件もありました。新しいサービスには何かと不具合があります。詐欺師たちはこうしたシステムの穴を突き、サービス運営会社やユーザーからお金を騙し取ろうと考えているのです。
今年9月には、NTTドコモが運営するドコモ口座のシステムを悪用し、銀行口座から不正にお金が引き出される事件が発生しました。ドコモ口座と銀行口座を連携させるために必要なのはメールアドレスと銀行の口座番号や暗証番号だけで良い仕組みになっていたため、知らないうちにドコモ口座が開設され、知らないうちに銀行口座と連携され、知らないうちにお金が引き出されるという事態に発展してしまったのです。
まずは複数のサービスで同じIDやパスワードを使い回さないこと、誕生日などから簡単に推測できる文字列を使わないことといった基本的な対策を実施しましょう。ドコモ口座の件に関しては、そもそも金融機関のシステムに問題があったため、利用者が被害を防ぐのは難しい事件でした。とはいえ、日頃からニュースに目を通し、いち早く事態を察知していれば被害に遭う確率を減らすことはできたはずです。日頃から防犯意識を高く持つとともに、情報収集も積極的に続けていきましょう。