自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットとは?
近年、安心した街づくりの一環として自治会や町内会で防犯カメラの設置を行うところもあります。ここでは、自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットについて解説します。 自治会・町内会は地域防犯の役割も担 …
恋人と別れた後にお金を騙し取る「復縁詐欺」が中国で多発しています。今後日本でも流行しそうな手口と言われているため、注意しておかなければなりません。
今回は復縁詐欺の手口やオンラインデートの実態、詐欺の見分け方について解説します。
中国には「復縁請負人」というオンラインサービスが存在し、それを悪用した詐欺が多発しています。
中国河北省在住の23歳男性は、復縁を希望したためオンライン上で1000元(約1万7000円)を支払いました。しかし適切なサービスは受けられず、さらには追加費用まで請求されたとのこと。この時点で男性はネット詐欺であることに気付きましたが、すでに支払ったお金を取り戻すことはできなかったといいます。また、「必ず復縁成功」などと謳い、男性から合計で55万円ほど騙し取っていたケースも報告されています。
復縁詐欺は「100%復縁」「復縁確実」といった興味を惹くような広告で集客し、効果的なアドバイスが欲しいなら追加費用が必要と、次々に金銭を要求するのが主な手口です。しかし実際には何もサポートを受けられず、復縁は成立せずに終わってしまいます。
近年コロナ禍の影響もあり、オンラインデートやオンライン婚活が人気を集めています。株式会社Parasolが2020年に行った調査では、自粛緩和の7月以降に婚活をスタートさせた男女は約3倍にも増加し、その中でも約9割が「マッチングアプリ 」を使用していたことが分かりました。
婚活の手段としては、婚活パーティー、合コン、街コン、結婚相談所、友人からの紹介などが挙げられますが、圧倒的に多いのがマッチングアプリです。男女とも割合が多く、ダウンロードしているマッチングアプリの平均個数は「1.7個」とのこと。オンラインで婚活を行う人は複数のアプリを使い分けていると読み取れます。
最近では出会いのきっかけだけでなく、デートもオンライン上で行う人が増えています。オンラインでの初デートは、現時点では約1割程度にとどまっていますが、外出自粛などの影響により今後はさらに増えていくことが予想できるでしょう。
復縁詐欺に引っかからないためには、あらかじめ詐欺師の見分け方を身に付けておくべきです。
悪徳な復縁業者は個人または個人事業主が多いため、法人以外の業者には注意しておきましょう。法人かどうかは国税庁のホームページで簡単に確認できます。また「復縁は難しくない」と誇張してくる業者も怪しいと疑ってください。打ち合わせや見積もり、契約書の交付を丁寧に行わない業者は詐欺師である可能性が高いため、要注意です。具体的には打ち合わせに2時間以上かけてくれる、契約書が10ページ以上ある、金額をきちんと提示してくれる、といった業者は安全と言えるでしょう。
詐欺を防ぐためには契約前の事前チェックが必須です。もしも怪しいと感じた場合はすぐに連絡を断ち、警察や市の相談窓口へ報告するようにしてください。