自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットとは?
近年、安心した街づくりの一環として自治会や町内会で防犯カメラの設置を行うところもあります。ここでは、自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットについて解説します。 自治会・町内会は地域防犯の役割も担 …
地域一丸となって市民の安全を守る「防犯ボランティア」が話題となっています。特に女性や子どもたちにとっては安心できる存在です。
今回は、防犯ボランティアとはどんな組織なのか、市民にどんなメリットを与えるのか、について詳しく紹介していきます。
2022年3月、鳥取県倉吉署は、防犯ボランティアとして積極的に活動した、鳥取短期大学1年生の坂田悠呂さんと2年生山崎琴子さんに感謝状を贈呈しました。
2021年10月からボランティア活動に加わった2名は、組織の中でも率先して広報活動を行い、さまざまな功績を残しました。特に、SNSの利用トラブルに巻き込まれる子どもたちに向けた防犯啓発ポスターが素晴らしく、親しみやすく分かりやすいデザインが評価されたとのこと。増加傾向にあるSNS絡みのサイバー犯罪防止に大きく貢献したとして、感謝状を贈る運びとなりました。
地域の安全を守る防犯ボランティアは、各自治体で重要な存在となりつつあります。今後も犯罪撲滅に大きく貢献してくれることが期待できるでしょう。
防犯ボランティアとは、「町の安全を自分たちで守る」という意識を持ち、地域のために自発的な取り組みを行う団体のことです。
主な活動は以下の6点。
1.町内の安全パトロール
2.登下校時の子どもの見守りや付き添い
3.あいさつ運動、声かけ運動
4.地域の安全マップ作製
5.夜間の門灯点灯活動
6.清掃活動
町内の安全パトロールは、基本的に昼と夜の2回行われます。特に夜のパトロールは危険箇所なども重点的に行われ、大学生や若者がボランティアに参加するケースも多いです。その他、放置自転車対策・防犯キャンペーン・ランニングパトロールなども行っています。
令和3年12月現在、東京都内だけでも防犯ボランティアの数は3,696団体(約11万6,600人)も存在しています。警察や自治体と連携し、地域の住民が安全・安心に暮らせる町づくり活動への活躍がますます期待されていくでしょう。
防犯ボランティアによる活動は、犯罪の起こりにくい町づくりへ大きく貢献します。さらに町の人々が笑顔であいさつし合うことによって、活発な交流が生まれ、暮らしやすい環境が形成される効果も。
また、ボランティアを行う側にとってもメリットがあります。地域住民が交流する架け橋となれる、防犯についての知識が身に付く、体力が付く、ボランティア仲間ができる、などさまざまな面でプラスの効果が生まれるでしょう。
地域によっては「防犯ボランティア指名書」というものが交付され、就職活動や転職活動に有利となることも。公的な資格ではありませんが、ボランティア活動をやってきたことを大いにアピールできます。警察官や自衛隊、消防員などを目指している方は、防犯ボランティアに参加してみることをおすすめします。