相次ぐ緊縛強盗事件から身を守ろう!狙われにくい家にする方法とは
2024年8月以降、1都3県では強盗事件が相次いでおり、10月末までで16件の事件が確認されています。現在は関東地方を中心に事件が起きていますが、関東地方以外で発生する可能性もゼロではありません。どの …
女性に対する犯罪被害は、いつ・どこで・どれくらい発生しているのかご存じですか?その実態についてあまり知らない人も多いと思います。
今回は女性の犯罪被害状況を紹介し、日頃から気をつけておきたい防犯対策について解説します。
2022年2月28日、警視庁池袋署は強制わいせつの容疑で無職・吉岡康成(52)を逮捕しました。自身を映画プロデューサーと名乗り、偽オーディションに応募してきた20代女性にわいせつな行為をしたとのこと。
男はマンションの一室へ応募者を呼び出し、異例のマンツーマンでオーディションを始めました。被害者女性に渡した台本には、複数回の濃厚キスシーンが書かれており、「自分が相手役になるから台本通りに演じろ」と無理やり要求しました。女性は仕方なく応じましたが、不信感を抱いて警察へ連絡。その後、警察の調べで類似の台本が多数見つかり、容疑が明らかとなりました。
今回の事件では、被害者がすぐに警察へ相談したため無事逮捕に至りました。しかし、わいせつ行為を受けた女性の多くは「誰にも相談できず一人で悩んでいた」という人がほとんど。女性への犯罪被害を減らすには、周囲がサポートしていくことが重要です。
警視庁の調べによると、都内で2021年に発生した強制性交は約230件、強制わいせつは約550件、痴漢においては約1,300件が認知されています。
時間別で見ると、強制性交と強制わいせつは22時~24時ごろの深夜時間帯が最も多く、痴漢は6時~9時の通学・通勤時間に多いことが分かっています。
発生場所は、強制性交は4階以上の住宅・ラブホテル、強制わいせつは道路・公園、痴漢は電車内・駅構内で多発しています。その他、マンガ喫茶やトイレなども危険な場所です。
年齢別の被害状況は、強制性交・強制わいせつ・痴漢のどの分類においても30歳以下の割合が約70%で、若者世代の被害者が多くなっています。
被害例としては、「後ろからいきなり抱きつかれた」「エレベーターに乗ってきた男に触られた」「自宅前までストーカーされた」といった事例が報告されています。
被害を受けた女性のほとんどが、一人でいる時に狙われたとの調査結果が出ています。帰宅時や友人と別れた後などは、以下の点に注意して防犯意識を高めておきましょう。
道路での注意点としては「人通りの多い道を選ぶ」こと。多少遠回りになっても安全第一で、明かりの少ない住宅街や片側が田んぼといった場所を避けるようにしてください。
公園を通る場合は、「ベンチ・トイレ・木陰・植え込みを避ける」べきです。昼間の公園でも、人目に付きにくい場所では犯罪が発生しています。
マンションの共用部分も要注意。「玄関前や階段では後ろに人がいないか気を配る」ことが大切です。後をつけられているかもしれない、という意識を常に持っていてください。