自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットとは?
近年、安心した街づくりの一環として自治会や町内会で防犯カメラの設置を行うところもあります。ここでは、自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットについて解説します。 自治会・町内会は地域防犯の役割も担 …
未成年者や女性が被害を受ける犯罪が後を絶ちません。しかしあらかじめ対策を取っておけば被害者となるリスクを大幅に軽減できます。
この記事では防犯活動の内容と、防犯グッズのおすすめを紹介します。
2023年6月、静岡県警と静岡県防犯協会が防犯ボランティア団体向けに研修会を実施し、静岡県内に住む10~20代の若者ら約20名が参加しました。
研修会は子ども向けの防犯講座「あぶトレ!」をもとにしており、初めての人でも理解しやすいような内容に。専門講師により犯罪が起きやすい場所の特徴や護身術などが詳しく解説されました。また、防犯ボランティアの活動状況を共有する場面もあり、地域の取り組みをさらに支援する方向で検討しています。
参加者の学生は「自分の住む街を防犯的な視点から見るようになった。今後は地域全体で安全対策できるよう、社会人になっても情報を発信したい」と話しました。
防犯ボランティア団体は各都道府県にあり、地域の安全を守るためにさまざまな取り組みを行っています。各団体によって活動内容が異なるので、ご自身の安全対策のためにも活動事例を把握しておきましょう。
ここでは福岡県の取り組みをピックアップして紹介します。
1.大名校区防犯組合(福岡県)
会社員、自営業、主婦など総勢25名で構成されたボランティア団体で、主に大名校区のパトロールを行っています。この地域はアルコールを提供する飲食店が多く、夜遅くまで出歩く人が多いことから、違法行為防止や地域環境の保護などが活動の目的です。
具体的な活動内容は以下のとおりです。
・毎月第3金曜日に夜間パトロールを実施し少年非行を防止する
・毎月第1金曜日は昼間パトロールを実施し、児童の登下校時の安全を見守る
・広報誌「防犯大名」を発行し、犯罪発生状況などを公開する
子どもが事件に巻き込まれる場所で最も多いのが、家から学校までの「通学路」です。安全に登下校するためには防犯グッズを持ち歩くことが欠かせません。ここでは特におすすめの防犯アイテム3つを紹介していきます。
1.防犯ブザー
防犯グッズの代表が防犯ブザーです。緊急時に大きな音で周囲に危険を知らせ、犯人を威嚇することもできます。コンパクトなので小さい児童でも持ち歩きやすいこともメリットです。防水・防塵タイプ、電池交換不要のUSBタイプなどさまざまな種類が販売されています。
2.見守りGPS
リアルタイムに子どもの位置情報を確認できる機器です。校内への持ち込みが許可されている学校が増えており、近年人気が急上昇しています。よく行く場所を設定しておけば、出発・到着時に親のスマホへ通知する機能もあります。
3.キッズスマホ
子ども用に一定の機能が制限されたスマートフォンです。不要な機能やアプリがないため、安心して持たせることができます。ネットトラブルなどが心配な場合は、インターネットの閲覧制限をかけておくとさらに安心です。