自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットとは?
近年、安心した街づくりの一環として自治会や町内会で防犯カメラの設置を行うところもあります。ここでは、自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットについて解説します。 自治会・町内会は地域防犯の役割も担 …
コロナ禍が落ち着き、海外旅行に出かける人も多くなってきました。しかし、久しぶりの海外旅行で気が緩み、スリや盗難被害に遭うケースが増加しています。
この記事では、海外旅行中に気を付けたいスリの手口と対策方法を詳しく紹介します。
2023年7月19日、マカオにあるカジノIR施設で日本人観光客がスリ被害に遭う事件が発生しました。窃盗容疑で逮捕されたのはモンゴル出身の50代男女2名です。
被害者の供述によると、手荷物預かり所で荷物を整理していた際、ポケットに入っていた日本円およそ50万円がなくなっていたとのこと。すぐに警察へ通報し捜査を依頼したところ、IR施設の監視カメラや監視システムに犯行現場がはっきりと記録されていました。容疑者の男性が遮蔽役、女性がスリを実行。犯行後すぐにマカオ半島へ移動し、市内の両替店にて香港ドルへ両替していたとのことです。容疑者はいずれも犯行を認めています。
マカオでのスリ被害が増加しており、警察や大使館は日本人観光客へ注意を呼びかけています。
海外旅行で最も多い被害が「スリ」や「盗難」です。特にヨーロッパ地域ではさまざまなスリが横行しており、日本人観光客が被害に遭うケースも少なくありません。
ここではヨーロッパでよくある手口を5つ紹介します。
・グループ型
道を歩いている途中、突然一人が話しかけてきて、気を取られている間に仲間のもう一人が物を盗むという手口です。特に一人で歩いている観光客がターゲットとなりやすく、犯人は異性であるパターンが多くなっています。
・装い型
警察官を装い「調査に必要」といった言葉でパスポートや財布を出させる手口です。内容をチェックしていると見せかけ、そのまま持ち逃げされてしまいます。警察官が突然パスポートの提示を求めることはないため、このように話しかけられた場合は詐欺を疑いましょう。
・署名、募金活動型
「署名してください」や「募金をお願いします」と話しかけ、対応している間に貴重品を盗むパターンです。日本人は善意で対応する人が多いですが、怪しいと感じた場合は無視して立ち去りましょう。
・ケチャップ型
突然ケチャップをかけられ「服やかばんが汚れているから拭いた方がいい」と話しかけてきます。汚れを取っている間に預かった物を持って逃げられるという手口です。ケチャップ以外にもマヨネーズ、アイスクリーム、タバスコなどさまざまなパターンがあります。
スリから身を守るには、事前の防犯対策が必要です。具体的には以下のようなポイントに気を付けて旅行するようにしましょう。
・貴重品を一ヵ所にまとめず分散する
・歩きながらスマートフォンを見ない
・リュックは身体の前に持つ
・テーブルに物を置いたまま席を離れない
・海外旅行保険に加入する
・高価な時計やかばんを身につけない
・ガイドブックを持ったまま歩かない
特に貴重品を分散させる方法は有効です。パスポート、クレジットカード、現金、免許証などの大切なものは複数の場所に分けて持ち、万が一のときに差し出すための現金を少量用意しておくと良いでしょう。また、高価なものを身につけていると「お金を持っている」と狙われるリスクが格段に上がります。できるだけカジュアルな服装や物を着用することが大切です。