自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットとは?
近年、安心した街づくりの一環として自治会や町内会で防犯カメラの設置を行うところもあります。ここでは、自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットについて解説します。 自治会・町内会は地域防犯の役割も担 …
子どもが痛ましい事件に巻き込まれ、命を失われてしまうといったケースは後を絶ちません。絶対に犯罪に巻き込まれないと保証することはできませんが、防犯力を高めることで回避できる可能性もあります。
今回は、子どもの防犯力を育てる重要性や年代別に適した伝え方、楽しみながら防犯力を高める方法についてご紹介します。
小学生くらいになると、子どもだけで出かけることや1人で留守番をすることが多くなります。そのくらいの年齢になったら、防犯力を高めるための取り組みが必要です。自分の安全は自分で守るという意識を持たせることで、危険な目に遭う可能性を低くできます。
子どもはまだまだ大人に守られて生きているので、無防備であることは変わりません。しかし、大人の言うことが全て正しいと思ってしまうと、犯罪に巻き込まれた時に残念な結果になる恐れがあります。そうなることを防ぐためには、事件の報道を見聞きした時に「我が家だったらどうする?」というシミュレーションをしてみましょう。
防犯の伝え方は、年代によって適切な方法が異なります。
幼児期は、いくら「知らない人について行ってはいけない」と伝えても、「優しそうだから」といった理由でついて行く可能性が高いです。そのため、親が目を離さないようにしたり、常に手をつないだりすることが重要です。
小学校低学年の子どもには、危ない理由や危ないものなどを伝えるようにしましょう。そうすることで、危険を察知する力が身に付きます。被害に遭った時のダメージ軽減にもつながります。
小学校中学年から中学生になるくらいの子どもには、より具体的に危険性を伝えたり、危ない状況になった時に逃げる方法を伝えたりしましょう。何かあったら大きな声を出すなど、周囲の人に助けを求められるような行動をとれるかが重要となります。
子どもに防犯力を身に付けてもらうためには、楽しんでもらうことがポイントになります。防犯力を身に付けるために効果的な方法として、新聞棒ゲームや歩き鬼ごっこ、だるまさんが転んだ、ジェスチャーゲームなどが挙げられます。これらの遊びは人と接する時の適切な距離感、距離を保つコツ、背後の気配に気が付く洞察力、ピンチを体で伝える力などが身に付くので、防犯対策としても効果的だと言えるでしょう。
子どもが小さいうちは親が守ってあげられます。しかし、ある程度の年齢になったら自立してもらわなければいけないので、自分で自分を守る力を身に付けることは必要不可欠です。子どもの成長に合わせた方法で、防犯力を身に付けられるように親はサポートしてあげましょう。