防犯のすゝめ

SNSを使った犯罪に子どもが巻き込まれないようにするにはルールが大切!

誰もが使用する機会の多いSNSですが、その手軽さを理由に悪質な商法で勧誘する手口も増えています。日常に犯罪が忍び込んでいることから、気が付かないうちに巻き込まれてしまうケースもあるでしょう。

この記事では、SNS詐欺の事例に加えてよくある手口や対策方法をご紹介します。安心してSNSを活用したい方は参考にしてください。


SNS起因の犯罪被害を子どもが受けるケースは増えている

現在、小学生でも自分専用のスマホを持っているケースが増えています。2023年にNTTドコモモバイル社会研究所が公表した調査によると、小学6年生の約50%が所有していることがわかりました。

持たせるきっかけは「塾の送迎」や「帰宅時に親が不在」「本人の希望」などがあります。きっかけは様々であっても、自分専用のスマホを持ったことでSNSやゲームなどを始めた結果、犯罪の被害者になってしまうケースもあるのです。

特にSNSをきっかけに犯罪に巻き込まれるケースが多発していて、2023年には小学生の139人が犯罪被害に遭っていたことが警察庁から発表されました。この数字は昨年よりも25人増加しているだけでなく、統計史上過去最多を記録しています。

このことから、SNS起因の犯罪被害が増えていることがわかりました。


増加傾向にあるトラブルとは?

SNS起因の犯罪被害は、どのような内容を中心に増加傾向にあるのでしょうか。大阪府警察本部のまとめでは、SNSやオンラインゲームを通じて知り合った人物から裸の画像を送るように求められたり、下着の写真を撮影されたりする被害が起こっています。

他にも、SNSを通じて知り合った相手からメールアドレスを聞かれ、食事に誘われたなど、SNSでのトラブルが増加していることが明らかになっています。


家庭内でルールを決めることで回避できる可能性も

SNSを使った犯罪に、子どもが巻き込まれないようにするにはどのような方法が適しているのでしょうか。ここで、基本となるのが”家庭内でのルール”です。

自分自身が被害者にも加害者にもならないためには、持つ前に家庭内でのルールを決めておくと安心でしょう。例えば、SNSを活用する場合は個人と特定できる内容や情報を書き込まない、知らない相手に名前や電話番号、住んでいる所などを教えない、下着の写真などを撮らせない、使う時間などを決めておく、困ったことはすぐ保護者に相談するなどです。

また、ルールを守れなかった時のルールも作っておくと安心でしょう。家庭内のルールに従って安全に使うように意識してください。

ここまで、SNSを使った犯罪に子どもが巻き込まれないようにするための方法をご紹介しました。自分専用のスマホを持つ場合は、低年齢だからこそ家庭でのルールが大切になります。安全に楽しく使えるように、きちんとルールに従うことが大切です。

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