防犯のすゝめ

大切な車が狙われる!自動車盗難から愛車を守る方法

最近、自動車の大量盗難事件が頻発しています。その被害は一般住宅だけでなく、中古車販売店や空港利用者の駐車場などもあるため、安心して駐車できないケースも多いでしょう。この記事では、自動車盗難から愛車を守る方法について解説します。


自動車盗難事件の発生件数

これまでに自動車盗難事件はどれくらい発生しているのでしょうか。警視庁が発表した2023年度のデータを確認してみると、自動車盗難の認知件数は5762件あったとされています。さらに、最も盗難された車種はトヨタの「アルファード」で700台であることが判明しました。次いで多い車種は「ランドクルーザー」で643台です。

2022年の盗難件数と比べると28件しか増加していませんが、2021年と比較すると582件も増えていることが分かりました。この結果から、数年で盗難事件の発生件数が増加していると言えるでしょう。


自動車盗難の手口とは

自動車は性能がアップしているため、窓ガラスを割ったり無理矢理鍵をこじ開けたりすれば、すぐに防犯ブザーが鳴ってしまいます。これらの理由から自動車盗難は定番の手口を使わずに、新しい手口での盗難も増えてきました。

もちろん窓ガラスを割ることもありますが、新しい手口となるリレーアタックという方法での盗難も増えています。リレーアタックは、スマートキーの発している微弱電波を拾って車両まで中継してエンジンをかける方法です。他にもイモビカッターという専用の道具を使って、車の盗難防止システムとなるイモビライザーを解除して盗むケースもあります。

本来、イモビカッターは自動車整備業者や鍵業者にとって必要な道具ですが、悪用され始めたことから所持に関する条例を作った県もあります。


自動車盗難を防ぐ方法

大切な愛車を盗難から守るためには、どのような方法を取るべきでしょうか。警視庁では、自動車の盗難対策として短時間でも必ずロックをかけることに加えて、自動車盗難防止装置の使用を呼び掛けています。

タイヤロックは、タイヤに装着して固定するもので開錠が困難なディンプルキーを付けることを推奨しています。他にもハンドルロックで物理的に固定する方法なども紹介しています。これらの方法をいくつか組み合わせて、盗難を防ぐように意識してみてください。

自動車盗難は年間5,000件以上発生している事件です。特に深夜~早朝にかけての時間に多く発生していることから、自宅に駐車している場合でも盗難防止アイテムを活用して被害に遭わないように心掛けましょう。

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