フィッシング詐欺がより巧妙に!その手口や対策方法を解説
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近年、闇バイトを使った住宅侵入強盗事件の発生が増えています。社会問題にも発展し、政府による対策強化も発表されています。
今回は、政府による闇バイト対策強化案や闇バイト強盗事件でみられる犯行の手口、家族や住まいを守るために自分ができることについて解説していきます。
闇バイトによる強盗事件が相次いだことで、政府は対策強化に乗り出しています。具体的な総合経済対策案は以下の通りです。
・実行役から押収したスマホを解析して指示役の特定につなげるための資機材の高度化
・闇バイトを募集する投稿へのサイバーパトロールの強化
・求人サイトやSNSの事業者に対して焼きバイト求人の投稿を削除するよう依頼する取り組みを進める
・防犯機能の高い住宅設備に対する補助拡大
・青パトによる防犯パトロールを実施する自治体への財政的支援
捜査に対する体制を確保するだけではなく、住民や自治体による対策への取り組みを組み合わせることで社会全体の防犯対策を強化していく方針のようです。
闇バイト強盗でみられる手口は以下の通りです。
・情報収集と下見
侵入犯罪においては、情報収集や下見が入念に行われると言います。ネットの情報やSNS、街頭アンケートといった情報をターゲットリストに使うと言われており、犯罪グループはリストをもとにして現地確認を実施していきます。下見では、周辺環境や生活環境の確認が実施され、侵入しやすい環境やセキュリティレベルの低さなどをチェックしていくようです。
・侵入手口
住宅に侵入する際には、特殊な工具を使用して玄関の鍵を開けるピッキングやドアを破壊して侵入を試みる犯罪者も多いそうです。特に古い建物はセキュリティが甘いので、侵入されやすい構造をしています。また、配達員や訪問販売を装って玄関から侵入する犯罪者もいます。信頼させて家の鍵を開けさせ、住人が油断した段階で強盗に及ぶ仕組みです。
闇バイトによる強盗侵入を防ぐために自分ができることを解説していきます。
・インターホンをカメラ付きにする
強盗犯は自分の姿が残ることを嫌がる傾向にあります。実際に犯行に及ぶ際には、住人が留守であるか確認するために「インターホンを押す」ケースもあるようです。また、前述したように配達員などを装って住宅に侵入することもあります。そのため、カメラ付きのインターホンがあれば犯罪者に狙われるリスクを軽減することに役立ちます。
・防犯カメラを設置する
防犯カメラがあれば、侵入したとしても顔が映る可能性があるため犯行を防ぐには有効な手段です。撮影した映像は犯行の証拠にもなるので、早期解決にもつながります。たとえダミーであっても、本物と見分けがつかないカメラで配線やランプが付いていれば侵入を牽制できます。防犯対策がされている家だと判断されれば下見の段階で候補から外れる可能性も高くなるため、家族や住まいを守るためにも設置を検討してみてください。