自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットとは?
近年、安心した街づくりの一環として自治会や町内会で防犯カメラの設置を行うところもあります。ここでは、自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットについて解説します。 自治会・町内会は地域防犯の役割も担 …
有名人が多く遭遇している盗難被害に、「楽器や機材車の盗難」というものがあります。
なぜあんなに大きいものが盗まれる被害が続出しているのでしょうか。
日本での最近の被害者はロックバンドAmelie(アメリ)。
4月10日の夜23時50分頃、埼玉県越谷市宮本町にて機材車の窓を破られ、キーボード、ギター、ベース、スネアが盗まれました。犯人は2人組の男性で、メンバーが機材車から楽器を持ち出している最中に犯人と鉢合わせ、犯人はそのまま逃走。その後、千葉県のリサイクルショップで発見されたと通報があり、ギターとベースの2点は無事本人の手元に戻りました。
ロックバンドDizzy Sunfistも、3月に神奈川県横浜市にて機材車の窓が破られる車上荒らしの被害に。
近隣住民からの情報では、2017年3月12日午前2時~午前3時の間に作業服を着た男2人が黒い車に機材を運搬してる姿が目撃されていたとのこと。その後、15日に横浜市旭区のリサイクルショップで売られている情報を受け取り、一部の機材は回収できたといいます。
Dizzy SunfistはTwitterでの情報拡散によって異例の早さで見つかったと感謝し、Amelieの件もバンド仲間などがTwitterで情報を拡散していました。
しかし、そもそもなぜこんなに機材車は被害に遭ってしまうのでしょうか。
いくつか理由が推測できますが、1つ目はバンドはスケジュールを一般に公開しているから。
ライブ会場や時間がわかれば、犯人も計画を立てて犯罪を実行しやすいと考えられます。
2つ目は楽器は高価だから。
プロが使用するものとなると数百万円の機材もざらにあり、実際に高価な楽器が盗まれたケースも多くあります。モノを盗まれないためには肌身離さず持っているのが手っ取り早いのですが、大きな楽器を常に持ち歩くのは難しいので機材が狙われるのかもしれません。
3つ目は、機材車として使用されることの多い「ハイエース」自体が、盗難に遭うことが多いから。
ハイエースは2007年から7年連続で盗難台数1位になったこともあるほどで、ハイエース専門の窃盗グループがいるとも言われています。これによって機材車ごと機材が盗まれるなんてケースも。
盗難の対策として、機材に簡単に剥がせないステッカーなどを貼って転売をしにくくする、機材車に派手なバンド名の塗装をする・大きなステッカーを貼るなどを行っているグループもあるそうです。
また万が一に備えて保険に入るのも1つの手。楽器には「動産保険」という保険をかけることができます。
アーティストの生命を奪いかねない機材の盗難は絶対に許されるものではありませんが、それがきっかけで微笑ましいエピソードが生まれたことも。
2017年4月、アメリカのロックバンド「メタリカ」のコピーバンドはトラックごと機材が盗まれる被害に遭ったのですが、そのことをフェイスブックに投稿すると、なんと本物のメタリカから代用品が届いたのです。