子どもに「自分を守る力」を身に付けてもらうには?小学生への防犯教育について
小学校に入学すると、登下校時など子どもだけで行動することが多くなります。帰宅してから習い事をしている子も増えており、自分の身を自分で守らなければならない場面もあるでしょう。今回は、子どもに「自分を守る …
車を運転する以上、自分がどんなに気をつけていても交通トラブルのリスクは避けられません。交通トラブルといえばこのところ増えているのがあおり運転。2017年には死亡事故も起きていることから、テレビやネットニュースなど各種メディアが注目している話題の一つです。つい最近もあおり運転絡みのトラブルで逮捕者が出ました。今回はまずこの事件について紹介するとともに、あおり運転を取り巻く状況、あおり運転をされた時の対策について紹介します。
7月27日の17時ごろ、東京都国立市の国道で50代の男性が60代男性の顔を殴り、全治2週間のけがを負わせました。事件のきっかけとなったのは容疑者のあおり運転。容疑者は被害男性の車の前に入り込み無理やり停車させ、今回の犯行に及びました。警察の発表によると容疑者は被害者の運転方法に不快感を覚えトラブルに発展したとのこと。警察の取り調べに対し、被害者を殴ったことについて容疑を認めているといいます。
あおり運転は注目されているから増えているように感じる、という問題ではありません。あおり運転に関連した違反の多くは車間距離保持義務の違反と呼ばれるもの。車間距離保持義務とは、文字通り前方の車との間に適切な車間距離を保つ義務のことです。警察の発表している車間距離保持義務違反の取り締まり件数は2017年は7,000件ほどだったのに対し、2018年はおよそ1.8倍となる1万3千件。この増加には警察の取り締まりが強化されているという理由もあるものの、危険を感じる人が増えているのは間違いなさそうです。
あおり運転をされた場合は、まず車通りのない安全な場所へ避難しましょう。高速道路の場合はサービスエリアなどを利用してください。無理に道路の脇に停車すると後続車が追突する可能性があり危険です。停車する際はできるだけ人の目に触れる場所を選んでください。逆上したあおり運転のドライバーが近づいてくることもあるので、ドアをロックしすぐに警察へ通報しましょう。挑発に乗るなど、何を言われても車外へ出てはいけません。たとえ体の弱そうな相手だったとしても、もしかすると相手は凶器を隠し持っているかもしれませんし、むやみにトラブルを増やしても何のメリットもないからです。万が一トラブルを受けた時に備え、ドライブレコーダーを取り付けておくことも効果的。犯人が現場から逃げた時にも警察の捜査に役立てることができます。