防犯のすゝめ

ひったくり被害を防ぐには3つのポイントを心がけよう

ひったくりは空き巣などの犯罪と違って特別な道具が必要なく、安易に行われる犯罪の一つです。
今回は最近発生したひったくり事件を紹介するとともに、ひったくり被害を防ぐ方法について解説します。

バッグを奪い取られるひったくり事件

昨年の12月23日、宮城県名取市の市道で、女子中学生が20代とみられる女性からバッグをひったくられる事件が発生しました。警察の発表によると、事件が発生したのは夕方ごろ。女子中学生が自転車を押しながら帰宅しようとしていたところ、犯人からコンビニの場所を尋ねられたのだといいます。被害者が道案内をしている隙を狙って犯人はバッグを奪い、数十メートルにわたって逃走しました。女子中学生は犯人を追いかけてバッグを取り返しましたが、犯人はそのまま逃走していったようです。女子中学生は帰宅後にこの事件を親に報告。午後7時になって警察に通報がありました。

ひったくりに狙われやすい人の特徴

ひったくりの被害者は女性が全体の約7割を占めています。狙われる理由は、やはり男性に比べて体力や力がないから。また、スマートフォンや財布などの貴重品をバッグに入れていることが多いのも狙われやすい理由です。男性の場合、貴重品はポケットの中に入れていることが多いためターゲットに選ばれることは少ない傾向にあります。
ただでさえ狙われやすい女性の中でもターゲットに選ばれやすいのが、カバンの中身が見えやすいトートバッグを持っている人です。特に斜めがけにせず、片方の肩にしかかけていない人はさらにリスクが増してしまいます。また、歩きながらスマートフォンを操作している人やイヤホンなどで音楽を聴いている人など、周囲の状況に注意を払えていない人もひったくりのターゲットになります。

ひったくりを防ぐには?

まず一つ目に、ひったくりに狙われにくい状態を意識しましょう。カバンを斜めがけにしたり、常に周囲の様子に気を払ったりするだけでも被害に遭う確率は大きく下げられます。
また、ひったくりの手口として多いのが後ろからバイクや自転車で接近し、追い抜きざまにカバンなどを奪うというものです。二つ目に注意したいのは、後ろから近づいてくる人物に注意を払うことです。
最後は自転車に乗っているときの注意点です。ひったくりというと歩いているときを狙われるイメージがあるかもしれませんが、自転車に乗っているときもバイクに乗ったひったくりからカゴの荷物を奪われることがあります。簡単に荷物を取れないよう、ひったくり防止ネットの利用も検討してみてください。

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